大切な家族や友人、恋人がうつ病になったら……ここで対応のヒントを受け取ってください
ようこそおいでませ

このブログでは、「うつ病の家族・友人・恋人に対して、どう接していったらいいか」という情報を掲載しています。コメントもできますから、うつ病の家族やお友だちをお持ちの皆さん、どうぞ感想をお聞かせくださいね。

うつ病の患者さんへの基本的な接し方は、「受容的・共感的に話を聴く」ということです。初めて訪問してくださった方は、まず「傾聴」についての記事と、「共感」についての記事をお読みください。

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お友だちとの関係に悩み、このブログや無料冊子で紹介している心構えや対応法を実践なさった方から、感謝のメールをいただきました。

このお友だちがうつ病かどうかははっきりしません。しかし、このブログや無料冊子で紹介している方法は、うつ病専門というわけではありません。広く人間関係を親密にしていくための方法です。そのことを皆さんに紹介したくて、このメールを引用させていただきます(ご本人の許可済)。




私と友人とは、ずっと仕事を一緒にしてきました。仕事の後に話をしているうちにプライベートでも仲良くなりました。私は彼女に仕事を依頼する立場です。1を言えば10を理解してくれ、あるいは何も言わなくても、私の望む仕事をしてくれました。

しかし、彼女が結婚してから、少しずつ関係がギクシャクしてきました。それまでは、本音で何でも話してきたのに、あるいは話をしなくても私の考えを理解してくれていると思っていたのに、今までのように本音で話しても話がだんだん通じなくなり、頑なに友人が考えを主張するようになりました。

それでも私達はずっと本音で意見を言いあい、わかりあってきたと思っていたので本音をぶつけていたのですが、そのうちに、私と友人の意見が食い違う時に私の考えを言おうとすると、突然「帰る」と言い出したり、電話にも出てくれなくなりました。

仕事の依頼も減り、会う事も少なくなりましたが、メールのやりとりは続いていました。私達は挨拶がわりのメールや、今日おこった事の報告など、毎日のようにメールをやりとりしていた時期もありました。しかし、メールしても返信がない時もありメールする回数も減ってきました。私のメールを煩わしいと思っているのではないかと感じる時もありました。

『もうメールしない方がいい?』と聞いた事もありましたが、それに対しての返信はありませんでした。

私への攻撃的なメールになり嫌な感じで終わった後、しばらくして違う角度からメールすると…攻撃的なメールの事など忘れ、何事もなかったように、またメールが始まりました。

しかし、今までは絵文字がたくさん入ったメールだったのが、いっさい絵文字はなくなり、メールの返信も感情をいれない2行程度のそっけない返信か、感情が入っている時は私への怒りをぶつけてくる攻撃的な長いメールかのどちらかになりました。

彼女が攻撃的なメールになるのは、そんな彼女の考え方では仕事の依頼もなくなるだろうと心配になり私がアドバイスをしようとした時。彼女の事を心配だとはっきりメールで伝えた時。私との仕事が上手くいかなくなった原因を遠回しに彼女に伝えようとした時。あるいは、私の側にも原因があると思っていたので、何が問題だったのか?同じ失敗をしないためにそれを聞こうとした時です。

私の悪かったところを謝り、感謝している事をメールすると、私のメールの一部にこだわり、彼女の質問に答えていくと、だんだん怒りだし、彼女が不安定になり、攻撃的なメールになるので、どのように彼女と関わっていけばよいのか?あるいは、関わらない方が良いのか?わからなくなってきていました。


友人にどう関わっていけばよいかわからなくなっていた時です。増田先生の『うつ病の家族・友人との接し
方』のblogに出会いました。全部読みました。

2010.3.10.の『逆効果だと感じる慰めの言葉』
2009.12.23.の『そう感じるんだね』
2009.11.21.の『患者さんの話を黙って聴いてみてください』
2009.8.21.の『直さないで聴いてみる』

などを読み、彼女への接し方が間違っていたのを知りました。

また、私の気持ちを楽にしてくれたのは、

2008.1.28.の『怒られちゃったら』

です。

無料冊子の「治そうとするな、分かろうとせよ」を実践しました。

彼女の考えには賛同できませんでしたが、彼女を治そうとしない。彼女に教えようとするのもやめ、まず彼女の気持ちをわかろうとしました。そして、彼女がどういう気持ちなのかをわかろうとして聴こうとしました。

しかし、メールへの返信もない時もあり、その時は会ってもらえなかったので気持ちを聴こうにも聴けません。

そこでメールを送信しました。『友人○○さんを傷つけてしまい、どうしたら良いかわからないけれど…私にとって○○さんが大切な存在であるという事がわかった。』と伝え『許されるなら、やはり、直接会ってお礼を言い、渡したいものがある。』と伝えました。

以前は、郵送にしてくれと言われましたが…会う事ができました。その時に、なるべく共感するように聞きました。そして、会った後で『時間を作って会ってくれてありがとう。○○さんと話をするのは楽しかった。』と伝えました。また『嫌な思いをさせて傷つけた事もあってごめんなさい。』と謝りました。

その後、彼女のメールに絵文字が入るようになりました。また、ここ1ヶ月の間に3回会ってくれました。メールも返信がスムーズに来るようになり、返信メールだけで、ここ1ヶ月に25通位きています。また、愚痴も言ってくれるようになりました。愚痴は、彼女の考えを否定せずに共感するように聞いています。




人は、分かって欲しいと思っています。ですから、それに応えていくことが、信頼関係を築くための秘訣です。そして、信頼している人から言われることなら、人は耳を傾けようとするものです。

「直そう(治そう)とするな、分かろうとせよ」 あなたも実践してみてください。


こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

いかがお過ごしでしょうか。


さて、このブログの左サイドバーから、
私宛にメールを送っていただくことができます。


携帯からごらんになっていて、サイドバーが見られないという方は、
以下のアドレスへどうぞ。
   ↓ ↓ ↓
メルアド


しかし、せっかくメールをくださったのに、
私からの返事が届かず、残念な思いをなさっておられる方が、
おいでになるのではないでしょうか。


私のところには、毎日のように感想や相談のメールが届きますが、
基本的にすぐにお返事を書くようにしております。

ただ、
こちらからお返事を出しても、エラーで届かず、返ってきてしまう場合があるのです。

 ※基本的に2日以内に返事を書くようにしていますので、
  3日たっても私からの返事がない場合、たぶんエラーです。


また、右サイドバーの上の方に、
うつ病の患者さんへの対応マニュアルの無料ダイジェスト版
案内がありますね。

せっかくそちらを申し込んでいただいたのに、
入手方法を記したメールをお送りしても、エラーで届かないケースも時々起こっています。

 ※こちらは、お申し込み後、自動的にお送りしていますので、
  3時間以内に申し込み確認メールが届かなければ、
  エラーだとお考えください。



原因はいろいろあるようですが、今まで遭遇したケースでは、


(1) ずっと利用していなかったために、
  メールサービスから、一時的に利用を制限されている

(2) メールボックスがいっぱいで、これ以上受信できない

(3) プロバイダやウィルス対策ソフトのフィルタ機能に引っかかり、
  スパム判定を受けて、迷惑メールフォルダに入っている。

(4) 携帯からメールをくださった方で、パソコンメールの受け取りを
  拒否する設定になっている。

(5) 入力したメールアドレスが間違っている


……などがありました。

特に、Yahooメールやhotmeilなどの、
無料メールサービスをお使いの方には頻発していますが、
プロバイダメールをお使いの方にも起こっています。


(1)に関しては、メールサービスにご確認の上、利用を再開してもらってください。

(2)に関しては、メールボックスを整理し、空き容量を増やしてください。
やり方は、お使いのプロバイダ、メールサービスにお問い合わせを。

(3)と(4)に関しては、プロバイダやウィルス対策ソフト、携帯の設定を変えて、
以下のメールアドレスを受信できるようにしてください
(やり方は、それぞれのマニュアルをご参照ください)。
  ↓ ↓ ↓
メルアド

(5) については、送信前に再度ご確認を。


以上、よろしくお願いいたします。

笑顔同封 たいぢ



希死念慮とは、はっきりした理由がないのに死にたくなることです。

うつ病を患っていらっしゃる患者さんの中には、希死念慮をもたれる方が多いですし、それで実際に自殺を決行しようとなさる方もいらっしゃいます。

「死にたいと騒ぐ人に限って死なない」というのは間違いです。少なくとも、うつ病の場合には、「死にたい」は関心や同情を引くための嘘ではありません。

患者さんの希死念慮は、回りで支えている家族や恋人・友人にとっては、非常に厄介なものですし、「本当に死なれたらどうしよう」と、こちらも不安でたまらない気持ちになりますね。

先日も続けて何件か、家族や恋人が死にたいと漏らし、それにどう対応したらいいかと質問をいただきました。

現在、同じ課題で悩んでおられる読者もいらっしゃることでしょう。

過去記事に、同様の質問への回答がありますので、それを紹介します。奥さまが希死念慮で苦しんでおられる方からの質問です。

こちらの記事をお読みください。


こういうブログを書いていると、病院や医師に関する問い合わせや愚痴などのメールもいただきます。

そんな中でも一番多いのが、薬が多すぎるのではないかという不安です。

このブログは、うつ病患者さんの家族や恋人・お友だちが、患者さんにどう接するかについて書くのが目的なので、申し訳ありませんが患者さん本人からの相談は受け付けておりません。

バランスのとれた考え方


うつ病というのは、脳神経の神経伝達物質がアンバランスになる病気ですから、それを整えるために抗うつ剤を用います。また、不眠に悩むことが多いので睡眠薬を用いたり、不安感が強い場合には精神安定剤を用いたりします。

双極性障害(躁うつ)や躁病で、気分がハイになりすぎているような場合(そのため、不眠不休で動き回ったり、高い買い物をしたり、尊大な態度を取ったりする)にも、周りの人の説得だけではなかなか抑えがききませんので、ひどいときには薬の助けを借りて少し落ち着いてもらうことも必要です。

もちろん、「薬を飲んでいれば治る」というわけではありません。再発を防ぐためにも、環境や生活パターンや思考パターンの見直しなどもしなければならないでしょう。

が、薬をまったく用いないでうつ病を治すのは非常に困難です。たとえば、カウンセリングをしようにも、気力がかなり減退しているために、面談したり、宿題をやったりすることができないことも多いからです。

薬を過信せず、さりとて頭から忌み嫌うこともせずという、バランスのとれた考え方をしていただければと思います。

多すぎる薬は問題


しかし、一度に大量の薬を出す病院は、やはり問題があると思った方がいいかもしれません。

同じ効果を狙った薬が何種類も出る


一口に「抗うつ剤」と言っても、実は何種類もあって、人によって相性の良し悪しがあります。Aさんには良く効いた薬がBさんには効かず、別の薬が効くという事もよくあるわけです。

そこで、普通の精神科医や心療内科医は、数週間ごとに、副作用の軽い薬から「一つずつ」効果を試していきます。抗うつ剤+精神安定剤+睡眠薬+頭痛薬というふうに、違う薬効を狙った薬が何種類か一度に出るなどということは十分あり得ますが、同じ薬効の薬、たとえば抗うつ剤だけで何種類もいっぺんに出るというのは、本当に意味のある処方なのか疑問を持ってもいいでしょう。

量や種類を調整しないで、薬を追加する


抗うつ剤と頭痛のための鎮痛剤をもらった患者さんがいました。次の診察時に「胃のあたりがシクシク痛んで」と言うと、すでに出ている薬の強さ(量や種類)を調整するのではなく、ただ胃薬が追加されただけでした。

次の診察で「便秘気味で、おしっこも出づらい感じがします」と言うと、下剤と利尿剤が追加されました。

さらに次の診療で「手が震えるようになりました」と言うと、抗パーキンソン病薬が追加されました。

しかし、全然抑うつ状態が改善されないので、「なかなか憂うつな気分が抜けなくて」と言うと、一つだった抗うつ剤が3種類になり、しかも最初の抗うつ剤の量も増やされました。

こうやってどんどん薬が増えていき、その結果、ろれつが回らなくなったり、めまいがしたりするようになりました。それに対しても、この医者は薬を追加することで対処しようとしました。

薬がどんどん増えていくのは、大体こういうパターンにはまるからのようです。かといって、病院に行ってつらいことや気になることを訴えられないのも困りますね。

ほとんど話を聞かないで薬を出す


一つずつ効果を確認しながら、薬の種類や量を調整する以上、医者は患者さんの話をよく聴かなければならないはずなのですが、メンタル系の病院の中にはいわゆる「3分診療」でたくさんの患者さんをさばこうとしているところもあります。

話をよく聴かないで、とにかく薬を出しておけばいいという態度の医者も、そういう病院の中にはいることでしょう。そうすると、前項の例のようにどんどん薬の量が増えていきます。

また、よく話を聴かないために、実は別の病気だったのに間違って診断し(たとえば、本当は双極性障害2型なのに、うつ病と診断されるなど)、そのため効かない薬を渡し続けることになり、その結果薬の種類や量が増えるというふうになってしまうこともあるでしょう。

量が増えたからといって効果が高まるわけじゃない


たとえ飲む量が増えたとしても、その結果、病気がしっかり治るのならばまだいいのですが、残念なことに量を増やしたからといって、それで薬効が高まるというわけではないそうです。

ということは、単純に「効かないから量を増やそう」という態度の医師は、おそらく間違ったやりかたをしているということですね。

評判のいい医者にかかること


患者さんに渡される薬がどんどん増えているなと感じたら、思い切ってセカンドオピニオンを取って、本当にちゃんとした診療がなされているのかをチェックしてみるのもいいでしょう。

セカンドオピニオンについては、こちらの記事をご覧ください。

また、過去記事の「問題のある精神科医の見分け方」もご覧ください。

最近では、ネット上で地域の病院の口コミを読み書きできるサイトが増えてきました。最初に病院にかかる時には、知り合いやそういうサイトなどで評判をチェックしてから行くようにするといいですね。「あの病院に行ったら、うつ病がよくなった」という評判です。

結局のところ、医者がどの大学を出ているかとか、建物が立派かどうかではなく、「治せる病院がいい病院」なんです。

本来、患者側がこうやって自己防衛しなければならないというのは悲しいことなのですけどね……。



拙著「うつ病の家族への対応マニュアル」を購入してくださったI・Mさん(彼氏さんがうつ病の女性)から、こんな経過報告をいただきました。

彼は、「将来が見えず、死にたい」とずっと言っていました。

実際、自殺未遂をしてしまったために、彼は北海道の実家に帰り、遠距離恋愛になりました。

実家に帰ってもなお願望が強い彼に、電話とメールでのコミュニケーションしかできず、どうしたら生きてくれるだろうと毎日不安で、悩んでいました。

マニュアルを読んで、「そうなんだ」「そうだよね」と相槌を打つことは徹底して実行しました。

「好きだよ」「離れたくないよ」という気持ちも溜め込まず、タイミングをみて伝えました。

それだけでは彼の自殺願望は消えませんでしたが、家族にもお医者さんにも言わないような「死にたい」という話も、私にはずっとしてくれました。

また、私が夏季休暇をとった際に北海道(彼の実家)へ行ったのですが、それが彼にとって良い刺激になったのか、今まで積み重ねた成果が現れて、私が帰るときには泣きながら「もう一度がんばって生きてみる」と言ってくれました。

それからは波はあるものの、自殺願望は見えなくなりました。


「うつ病は心の風邪だ」などというたとえがありますが、これは「誰でもかかる可能性がある」という意味であって、自殺の可能性があるだけに軽く見てはいけない病気です。I・Mさんの彼氏さんの場合、実際に自殺未遂をやってしまったわけで、I・Mさんもとても心配していらっしゃいました。

遠くに住んでいて、電話とメールしかコミュニケーションをとれる手段がない中で、ただただ彼の話を否定しないで耳を傾け、その気持ちを共感し続けるのは、それしかできないとはいえ本当に不安だったろうと思います。それでも、I・Mさんはそれに徹し続けました。

でも、それを続けてこられたからこそ、彼氏さんは生きる勇気を受け取られたのです。「死にたい」という言葉をしっかりと受け止めてもらい、そう言わざるを得ない苦しさを分かってもらったとき、「でも、私はあなたを愛しているから、死んで欲しくない」という言葉を聞く余裕が、ちょっぴり彼の中に生まれたのです。

だから、彼は「もう一度がんばって生きてみる」というものすごい決断の言葉を、泣きながらですが(それだけ生き続けることは、彼には苦しいのですが)出すことができたのです。

I・Mさんは、これまでよく辛抱して、彼の弱音を聴き続けられたなと思います。どんなにか不安で、苦しかったことでしょう。でも、その苦しさを耐えて、聴き続けた分だけ、彼に生きるエネルギー、生きる勇気が注がれたのだと私は思います。

「聴くことしかできない」ではなく、それは患者さんにとって、ものすごい援助なんだということを、このブログの読者の皆さんにも、ぜひ知っていただきたいと思います。