2008年03月

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こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

お元気でお過ごしですか?


もうすぐ今年度も終わりですね。

我が家では、長女が大学進学のため、
3月いっぱいで仙台に引っ越してしまいます。

家内が今からメソメソしています。




目次


1.共感について

2.どれだけ~だろうね



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      あります。もちろん、プライバシーは守りますが、
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1.共感について


前便から1週間以上たっちゃいましたが、
2回ばかり、「共感」についてお話ししてましたよね?


「共感」というのは、相手の気持ちをくみ取って、

    「君の気持ち、分かるよ」
    「そう感じる理由も、分かるよ」
    「君がそう感じるのは、当然だよ」

っていうふうに対応すること。


人は、こういう対応をして欲しいから、愚痴をこぼしたり、
相談に来たりするんだ……って。



そして、相手が否定的な感情を持っているときは、
「分かるよ」とストレートに言わない方が無難。

じゃあどうするかってことで、

    「それは~だよね」
    「そりゃあ~だったね」
    「そりゃあそうだよ」
    「そう感じるのは、当然だよ」

という4つの言い回しをお伝えしました。



今日はもう一つ。

    「どれだけ~だろうね(だったろうね)」


「~」のところには、相手の気持ちを入れます。

語尾の「ね」は「なあ」などでもOK。


2.どれだけ~だろうね


相手の悲しみをくみ取ったら、
「どれだけ悲しいだろうねぇ」


相手の苦しさをくみ取ったら、
「どれだけ苦しかったろうなあ」



例文を挙げると、

  患「もう、病院に行きたくない。だって、待合室にいると、
    みんなが私を見ているみたいで、
    がたがた震えてくるんだもの」

  私「そっかぁ、震えてくるんだぁ。
    どれだけ怖かったろうねぇ」



そうそう。

共感的な対応をするときは、表情も大切です。


「苦しいね」「寂しいね」「つらいね」……と言うとき、
「分かるよ、その気持ち」という思いを表情にこめて
語りましょう。

無表情になったり、
真剣に聞くあまり怖い顔にならないように、注意。

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こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

筋トレやったら、左腕の筋を痛くしちゃいました。

やっぱり、運動は体に悪いや(おいっ>自分)



前回、私の本のモニター募集をしましたが、
さっそく「なかなかよろしい」という感想を
何件かいただきました。

ホッとしております。




目次


1.君の気持ち分かるよ

2.分かるよと言わないで、分かるよと伝える



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1.君の気持ち分かるよ


前々回のメールで、
人が弱音を吐いたり相談したりするのは、
直して欲しい、教えて欲しいというよりも、
気持ちを分かって欲しいからだって言いました。


    「君の気持ち、分かるよ」
    「そう感じる理由も、分かるよ」
    「君がそう感じるのは、当然だよ」


そんなふうに思ってもらいたいんです。


    「君の気持ち、分かるよ」
    「そう感じる理由も、分かるよ」
    「君がそう感じるのは、当然だよ」


こんなふうに、相手の気持ちを受け取り、理解を示すことを、
「共感」と言います。

人は、共感してもらうと、パワーを受け取ります。


「元気出して」なんて励まさなくても、元気を受け取ります。

うつの人はコップじゃなくて、プールくらい器が大きいので、
そんなに簡単には元気があふれてはきませんが……。

でも、確実にエネルギーが注がれます。


    「君の気持ち、分かるよ」
    「そう感じる理由も、分かるよ」
    「君がそう感じるのは、当然だよ」


2.分かるよと言わないで、分かるよと伝える


ただし、相手がつらい気持ちの時には、
あまり「分かるよ」とは言わない方がいいようです。

なぜかというと、

   「あなたがつらい思いをしてるわけじゃないでしょ?
    そんなに簡単に分かるなんて言わないでよ!」

……と、かえって気を悪くすることがあるからです。


そんなふうに誰かから言われたこと、あなたはありませんか?


……私はあります。

    「ほんとは分かりもしないくせに、口ばっかり」

って。



ですから、「分かるよ」とは言わないで、
なお「分かるよ」というメッセージを伝える
……これが共感の重要なポイントです。



前々回、患者さんの気持ちが伝わってきたときに、


    「それは~だよね」
    「そりゃあ~だったね」


っていうふうに対応しようとお話ししましたよね。


これも、共感の技法の一つです。



今日はもう一つ共感的な言い回しをお伝えしましょう。

それは、


     「そりゃあそうだよ」
     「そう感じるのは、当然だよ」


です。


たとえば、


  「今日、友だちからメールが来て、
   気の持ちようだから、前向きに考えるようがんばってって
   言われたんだ。それ読んだら、なんかもう悲しくて……」

  「そう感じるのは当然だよ~」


これは、前回の言い回しよりもさらに一歩進んでいます。

今回は、気持ちに加えて、患者さんがそう感じた理由も
聴き取ってないと、「当然だ」って言えませんからね。


口先だけで「当然だ」と言っているんじゃない証拠に、
当然の理由も付け加えてあげると完璧です。

   「そりゃあそうだよ。
    だって、あなたは前向きに考えようと思っても、
    なかなかできないんだもんねぇ。
    がんばってもできないことをやれって言われたら、
    努力してないみたいに言われてるみたいで悲しいよね」



次回も、共感の言い回し、お話ししようかな。



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    うつ病の家族にどう対応したらいいの?

    それを体系的にまとめた
    「うつ病の家族への対応マニュアル」

    読んでみたくないですか?


    おのぞみでしたら、
    その本を「無料で」手に入れることができます。



こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

いつも、このメールマガジンを愛読くださって、
ありがとうございます。


今日はいつもの内容とは違って、
読者の皆さんにお願いがあってメールをお送りしています。


上のオファーに興味ないという方は、どうぞ閉じちゃってください。

明日また、いつものメルマガをお送りする予定ですので、
またそちらでお会いしましょう(^^)/~~




はいっ、続けて読んでくださって、ありがとうございます。


このメールマガジンでは、家族やお友だちなど、
大切な人がうつ病になってしまった場合に、
どんなふうに対応したらいいかをお伝えしています。


記事は、そのときそのときの私の考えや、
読者の皆さんから寄せられる
感想、質問などを元に書いています。


それだけその時の皆さんの興味関心に合う話が
できると思いますが……

反面、週に1、2回のペースで、単発で送られてくるために、
対応の全体像がつかみにくいし、
時間がかかるという難点があります。


そこで、「当面これくらい知っていると安心」という内容を
すべて盛り込んだ本を書こうと思い立ちました。


ただ、出版社にコネがあるわけでもなく、
目をつけたのが、電子ブック。

インターネットからダウンロードして手に入れる本ですね。




そんなわけで、書いちゃいました(早っ)。


題して「うつ病の家族への対応マニュアル」

  ・A4用紙に195ページのマニュアル
  ・対話例を収録した音声ファイル付き
  ・付録1:うつ病かな?と思ったときのチェックシート
  ・付録2:あなたも使える認知療法


いくらで売るとかは、まだ全然決まってませんが、
とりあえず本だけは仮完成しました。


でも、なにしろ出版社経由じゃないので、
校正とかも自分でやらないといけません。


そこでそこで、このメルマガの読者の皆さんに、
仮完成した本を読んでいただいて(もちろん、無料でお渡しします)、
感想とか修正意見とかをちょうだいできないかと考えました。


さらに、可能であれば、ですけど、
出版の時には、感想や推薦の言葉を匿名で使わせていただきたいな~
なんて思っております。

よくこういう電子ブックの出版の時には、
偉い先生の推薦をもらうっていうのが常套手段らしいんですが、
私は「本当に現場で役に立つノウハウ」を提供したいし、
そういう本を書いたと自負しています。

だから、それが本当にそうかどうかを判断するのは、
現場で苦労していらっしゃる「あなた」にしてもらいたいんです。


あなたが「これはいい」と言ってくださるような本を、
私は出したいんです。


だから、そういう本を作り上げるために、
ぜひ協力していただけませんか?

この本を読んで、実際に使ってみていただけませんか?

そして、感想を私に送っていただけませんか?




もしも、

  「よし、そんな本を完成させるために一肌脱いでやろう」
  「そういう本を世に広めるために、協力してやろう」

と思われたなら、
こちらのページから、申し込みをしてください。

※申し込みは締め切りました。


その本に書いたことは、
これからこのメルマガでもちょっとずつ取り上げていきます。

なので、面倒だという方は、申し込まなくても、
ずっとこのメルマガを読んでいただければ、
本に書いてあることは知ることができますからご安心を。



それでは、また明日、いつものメルマガでお会いしましょう。

こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。


木曜日、珍しく休みがかち合ったので、
家族4人で、ディズニーシーに行って来ました。

で、話題の「タワーオブテラー」、体験してきましたよ。

いや、怖いのなんのって……。

後ろの若い女の子たちは、マジ泣きしてましたし、
絶叫系大好きの娘たちも「もういい」と言ってました。

さすがは、ディズニー史上最恐と呼ばれる
絶叫マシーンです。




目次


1.励まさないで励ます

2.勇気づけの方法、その1




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1.励まさないで励ます


前回、「励まし」についてちらっとお話ししました。

そしたら、メールでも、バックナンバーブログのコメントでも、
「ぜひ具体的な励まし方を知りたい」というリクエストが
いっぱい来ました。


弱っている家族、苦しんでいる家族に、
みんな早く元気になってもらいたいんだなと感じました。

皆さんの優しい気持ちが、痛いほど伝わってきました。


ほんとに、早く元気になってもらいたいですよね。


でも、ここで焦って「元気になってもらおう」として励ますと、
「せっかく励ましてもらったのに、元気になれない」
というふうに、患者さんをかえって苦しめる結果に
なっちゃうことが多いんです。

あなたも経験があるのでは?


だからこそ、「励まし方を教えて」というリクエストが
たくさん来たんでしょうね。



    【励まされていると患者さんが感じないで、
     しかも励ましを受け取るような励まし方】


それが私たちに求められているわけです。



臨床心理学では、そういう励まし方のことを
「勇気づけ」なんて言います。


勇気づけの具体的な方法を、
何回かに分けてお話ししましょうね。


2.勇気づけの方法、その1


前に、

 ・アイコンタクト
 ・うなずき
 ・相づちに
 ・オウム返し

ついてお話ししましたね?


あれも、実は「勇気づけ」の方法なんですよ。



これをきっちりと実践していると、
患者さんの気持ちが伝わってきます。

そのときに、その気持ちに対して、


      「それは~だよね」
      「そりゃあ~だったね」


と言ってみてください。


たとえば、「つらい」という気持ちが伝わってきたら、

      「そりゃあつらいよね」

と返すのです。


「悲しい」という気持ちが伝わってきたら、

      「それは悲しかったね」

というふうに。



人が弱音を吐くのは何故だと思いますか?


その弱音を否定されて、直されて、
元気の方向に無理やり引っ張っていって欲しいからじゃありません。


分かって欲しいんですよ。自分の気持ちを。

どんなに否定的で、破壊的な気持ちであったとしても、
その気持ちを分かって欲しくて、人は弱音を吐くのです。
愚痴を語るのです。


そして、その弱音や愚痴を、直されないで聴いてもらい、
「その気持ち分かるよ」と受け止めてもらったとき、
人は励まし(勇気づけ)を受け取るのです。


「それは~だよね」
「そりゃあ~だったね」

そんなふうに、
自分の否定的・破壊的な気持ちを受け取ってもらったとき、
患者さんは、あなたからものすごいエネルギーを受け取ります。

その結果はすぐには現れないかも知れません。
(それだけ、患者さんのマイナスエネルギーが強いということです)

でも、患者さんの気持ちに焦点を合わせて、
それを理解することに集中していると、
結果として、患者さんは元気になっていきます。


「それは~だよね」
「それは~だったね」


そんな対応をしてみてください。



次回も、この続きをお話ししますね。


こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。


いつの間にか、このメルマガを読んでくださっている方の数が
140名に。

全然宣伝していないのに、
たくさんの方に読んでいただいてるんですね~。


これからも一生懸命有益な情報を書いていきますので、
よろしくお願いいたします。


「こういう話を書いて欲しい」というリクエストがあれば、
どんどん左のフォームからお送りください。


感想や質問も受付中!

なお、感想や質問は、このメルマガ内で紹介する場合があります。
もちろん、プライバシーは守りますが、
掲載不可の場合にはその旨ご連絡を。


そんでもって、このメールマガジンは、転送自由です。
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目次


1.スキルは大事

2.心構えも大事




1.スキルは大事


先日、こんな感想をメールでいただきました。


> 書籍やHPなどで参考になるものもありましたので
> いろいろ見てはきましたが、
> 「そんなことはわかってる。
>  それを実際にどうやるかが問題なのだ」だったり、
> 「そう言うだけなら簡単なんだけど」だったり、
> 「どうもウチのケースには当てはまらないな」だったりと、
> 疑問に思ったり悩んだりすることも大変多いと感じていました。
>
> 今回増田さまのメルマガを読ませていただいて、
> たとえば「傾聴」というときのこちらの気持ちの置き方、
> その伝え方などがとても平易に、そして優しく書かれており、
> 非常に心に沁みると同時に理解納得でき、
> そこに気をつけて彼女と話してみようという気に
> なることができました。
>
> それだけでも、私にとっては大変な救いでした。



ずっと前に、
『「人望」とはスキルである』という本を読みました。

光文社(KAPPA BOOKS)から出ているビジネス書で、
ビジネス心理学者の伊藤明さんの書かれた本です。

ビジネスマンとして、部下やお客さまからの人望を得るには
どうしたらいいか、ということを解説してくれています。


この本の中で、伊藤先生は、こんな文章を書いておられます。
長くなりますが、引用させていただきますね。


人望とはなんぞや、人望とはなにか……。

あなたは人望の研究家ではないはずだ。
あなたのほしいのは人望そのもののはずだ。たとえば、

 ・リーダーとして人をうまく動かしたい
 ・部下に気持ちよくついてきてほしい
 ・お客さんに好かれたり、信頼されたい

といった目的があるのだろう。

そこまで目的がはっきりしているのなら、
「人望とはなにか」についてあれこれ考えているよりも、
人望を得るためにどのようなことから実践するか、
どんなアクションを起こすべきかを考えたほうが
いいのではないだろうか。

そして今すぐにでも行動を変えること。
それが人望を得る近道なのである。


それはたとえば、こんなことからすぐに実践できる。

「おまえ、それは違うよ」と否定する前に、
ウソでもいいから一言、
「おっ、なるほどな」「きみの考えはそうなのか」と言うこと。

部下が大きな声であいさつしてきたとき、
「あぁ」と適当な返事をしたり、無視したりせず、
「おっ、元気いいね!」「いい声だね!」
という一言で返すこと。

そんな些細な違いから、「人望がある」か「人望がない」かの
差が生まれるのである。


理屈っぽく「新たなビジネスモデル創出のために、
コンピタンシーを……」とか、
「劉備は……、論語では……」などという、
人望やリーダーシップ論について、もっともらしい話を聞くと、
人望について学べたような気持ちになれる。

しかし、実際のところは、
単なる自己満足で終わってしまう場合も
少なからずではないだろうか。

元は理論でも、概念でも、歴史上のエピソードでも、
偉人たちの言葉でもいい。

しかし、肝心なのはそれを実戦可能な言動・行動レベルまでに
落とし込み、かつ実行するということだ。



「患者さんの身になって考えましょう」。
「励まさないで、あるがままを受け入れましょう」。
「あなたの愛が、患者さんを救います」

なるほど。そうか。


でも、実際に患者さんを前にしたら、一体どうすることが、
患者さんの身になって考えることであり、
患者さんのあるがままを受け入れることであり、
愛することなのかが分からない。

そしてとまどう家族やお友だちがたくさんいらっしゃいます。


みんな、具体的な方法を求めているんですよね。


このメルマガでは、精神論だけでなく、
具体的なスキル、方法をお伝えしていけたらなと思っています。


2.心構えも大事


ただ、スキル・技術・方法だけでもダメです。

どうしてそういう技法を使うのかということが分かっていないと
応用が利きませんし、
かえって患者さんを傷つけてしまうこともあるんです。


たとえば、うつ病の患者さんを励ましてはいけない、
無理に何かをさせてはいけないというのは、
まあ基本中の基本です。

だからといって、「がんばらなくてもいいんだよ」なんて
言うと……。

今度は「どうせ期待されていないんだ」「ついに見放された」
と思って落ち込んだりします。


でも、励ましてはいけないのはなぜか、
という理由が分かってくると、
変な励まし方をしなくなるだけでなく、
励まさなきゃいけない場面で励ますことができます。


そうですね。せっかく話題に出ましたから、
次回は、「励まし」について書きましょうかね。

こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。


一昨日は、しばらく行ってなかったジムに行って来ました。

田舎町の公立ジムなので、使用料は安いんですが、
設備もまあ、そんな感じ(笑)。


以前はダイエットのために通ってたんですが
今回は、もう少し筋肉をつけようかなと思って。

さすがに、この年になると、基礎代謝が落ちてきて、
ちょっと食べただけで、すぐに肉がついてしまいますからねぇ。


さてさて、腹筋が8つに割れるのはいつの日か……。




目次


1.患者さんへのリクエスト

2.他の例



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1.患者さんへのリクエスト


前回、患者さんに接するとき、
いろんな感情が出てくるって話をしましたよね?

イライラとか、悲しみとか、不安とか、焦りとか……。


そういうとき、次のような質問を
自分に投げかけようってことでした。


 ■あなたはどんな気持ちですか?

 ■そう感じるのはなぜですか?


特に2つ目の「なぜ」ってのが大事です。



前に「怒りはリクエストだ」って
お話ししたことがありましたよね?

怒りは、悲しみ(欲求不満や迷惑も含む)から生じるので、
「悲しみもリクエストだ」とも言えます。


「なぜ」を考えていくと、
患者さんへのリクエストが見えてきます。



たとえば、「死にたい。もう楽になりたい」と、
いつも繰り返す家族がいるとします。

あなたが「もういい加減にして欲しい!」と、
イライラしたとしたら、それはなぜか考えてみましょう。


その家族が嫌いだからじゃないですよね?

むしろ大切に思っているんです。


だから、もし死なれたら、
ものすごく悲しい思いをするに決まっています。

だから、もし本当に死んだらと思ったら、
不安でたまらないのです。

  ※で、不安を与えた相手に怒りが出てくるわけです。
   以前も話したとおり、怒りは、自分を困らせた人を
   処罰するために出てくる感情ですから。


そう。イライラを生み出した「本当の理由」は、
「死んで欲しくない」ってことです。


そうしたら、それを患者さんに伝えてみてください。

「あなたは私たちにとって大切な人。だから失いたくない。
 もしもあなたが自殺なんかしたら、私たちはずっと苦しむ。
 だから、お願いだから、私たちを置いて死なないで」


基本は、

 ■まず自分の気持ちに気づく。
 ■その理由を探る。
 ■相手にどうしてもらいたいと思っているか考える。

そして、

 ■理由を添えて、お願いする。

です。


もちろん、相手はうつ病ですから、あまり高い要求をしても
つらい思いをさせるだけです。

  ※たとえば「早く治れ」とか、
   「明日すぐに仕事に行け」とか、
   「一切弱音を吐くな」とか……。

そこは現実的に考えましょう。


2.他の例


あるご主人は、仕事から帰ってくると、
奥さんの苦しい胸の内を、夜遅くまで聞かされていました。

そして、ついに爆発したのです。

「仕事でくたくたになって帰ってきたら、毎日毎日こんな
 暗い話ばっかり聞かされて! そんな俺の気持ちが分かるか!」


なぜこんな切ない気持ちになったんでしょう。
そう。疲れているんです。肉体的にも、精神的にも。

じゃあ、奥さんのことを愛していないの?

いいえ。愛しているからこそ、疲れていても話を聴いたんです。
そして、その結果、
耐えられないくらいにストレスがたまったんです。


疲れていると、集中力がなくなります。
奥さんのつらい気持ちがうまく汲み取れなくなります。
そして、奥さんに八つ当たりしてしまうかも知れない。

そういう聴き方は、かえって奥さんを傷つけます。

だからこそ、ご主人は疲れを取る必要があるのです。

今まで2時間話を聴いていたのなら、それを30分にしてもらうとか、
11時には眠らせて欲しいとか。


理由を添えて伝えてみましょう。

「いつまでも君の話を聴いてあげたいと思うけれど、
 朝も早いし、最近仕事が忙しくてかなり疲れているんだ。
 だから、あまり遅くまで起きていると、集中力がなくなって
 ちゃんと話が聴けなくなるんだよ。
 それじゃあ、君にも悪いし。
 せめて11時には休ませてもらえないか?」


ポイントは、「迷惑だから」ではなく、
「あなたが大切だから」というニュアンスで伝えることです。

そして、「命令」ではなく、「お願い」をするということです。
なるたけ穏やかに。



それではまた。

質問、感想はどしどしお寄せくださいね。
今のところ時間があるので、けっこうマメにお返事しています。


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