2008年04月

ここでは、2008年04月 に関する情報を紹介しています。
こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

「糸こんにゃくとシラタキってどう違うの?」と
質問されました。

そういえば、
ビーフシチューと、ハッシュドビーフと、ハヤシライスの汁と
デミグラスソースの違いも分かりません。

むぅ……(--;)




目次


1.うれしい報告

2.スキンシップ




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1.嬉しい報告


昨日、こんなメールをいただきました。


> ご教授して頂いたこと、少しずつですが実行しています。
>
> 特に、ココロから思っていること
> (「君は大事な存在」ということ)を、
> 彼女に伝えるようにしています。
>
> それから、彼女の調子が
> 徐々に良くなっきているように思います。


ホントに良かったですね!
私もこれを読んで嬉しくなりました(^-^)


前の前のメールでお話ししたように、

  ※最近読み始めたという方は、バックナンバーをごらんあれ。


うつ病の患者さんが求めているのは、
「あなたは大切な存在だ」というメッセージ。


特に、家族や婚約者、恋人、友だちなど、
患者さんにとって大切な人から言われることを望んでいます。



患者さんを治すのはあなたの仕事じゃありません。


あなたの仕事は、「あなたは大切」というメッセージを
シャワーのように患者さんに注ぐことです。


あの手この手で、「あなたは大切」を伝えていきましょう。


2.スキンシップ


で、今日、紹介したい「あなたは大切」の伝え方ですが、
それはスキンシップです。


家族の場合、話を聴くときには、できたら正面じゃなくて、
横に座ってあげてください。

そして、肩を抱いたり、ヒザの上に手を置いたり、
背中をさすったり……しながら話を聴きましょう。


  ※もちろん、嫌がったらやめてくださいね。
   うつ病の患者さんに、無理強いはいけません。



うつがひどくて、不登校状態だった高校生の
お嬢さんがいましたが、お母さんとカウンセリングをしました。


今まで、お母さんは、朝7時になるとお嬢さんを起こしに
行って、無理に布団をはぎ取って起こしていたそうです。

寝たきり、引きこもりになるのが怖かったからですね。

それが功を奏すればいいのですが、
残念ながら、かえって症状はひどくなっていきました。


そこで、こんなふうにしてもらったのです。

7時にお嬢さんの部屋に入り、大声を出したり、
布団をはいだりせず、まずは黙ってぎゅーっとお嬢さんを
抱きしめます。

  ※普通は、これで目を覚ましますよね^^


次に、抱きしめたまま、頭をなでながら、耳元で優しく、
「お母さんは、○○ちゃんが大好き」と、何回か繰り返す。

そして、そのまま起こさず部屋を出る
(起こそうとしても無駄なんですからね)。


これで、だんだんとお嬢さんの状態が良くなっていきました。

少しリハビリに時間がかかりましたが、
学校にも戻れるようになったのです。



あなたも、優しくスキンシップしてあげたなら、患者さんに
もっともっと強く「大切」メッセージが伝わるはずです。


こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

昨日は、「アレックスのレモネード・スタンド」の
番組を観て、大泣きしました。

昔は「フリーズドライ」と呼ばれるほど、
精神的不感症の男だったんですけど、
人間、変われば変わるもんです。

はっ。単に年を取っただけか?





目次


1.あなたは大切というメッセージ

2.だから効くんです




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1.あなたは大切というメッセージ


「あなたが大切」

このメッセージは、うつ病の患者さんが
一番あなたから欲しいと思っているものです。


うつ病の患者さんは、自分という「存在」に
自信を無くしています。

  「私は、ここにいていいのかしら?」
  「私は、生きている価値があるのかしら?」
  「もしかしたら、いてはいけない存在なんじゃないの?」


もしも、100%「自分はいてはいけない存在だ」と確信したら、
その人は生きてはいけません。

だから、今生きているということは、心のどこかで、

  「私は、ここにいていい」
  「私は、ここにいていいだけの価値がある」
  「自分の存在は、ここにいる人に喜ばれている」

と思っているということです。
たとえ、うつ病の人でも、です。


でも、うつ病の人は、この確信がかなり低くなっています。
そして、「本当は、自分の存在には価値がないのかも?」という
疑問が、かなり強く心を占めています。


うつ病が治っていくということは、
自分の存在価値をだんだんと信じられるようになる
ということです。

  「私は、ここにいていい」
  「私は、ここにいていいだけの価値がある」
  「自分の存在は、ここにいる人に喜ばれている」

と、強く信じられるようになるということですね。



でも、こういう確信は、他の人から

  「あなたは大切」
  「あなたがここにいてくれることが、私には嬉しい」

というふうに扱われて、
はじめて手に入れることができるものです。



医師は、薬などを使って、「神経の病気」としてのうつ病を
治療してくれます。

カウンセラーは、精神療法などを使って、
ついつい無理をしすぎたり、人に気を遣いすぎたりして、
心が疲れてしまいやすい生き方の修正を手伝ってくれます。


でも、「あなたが大切」というメッセージを伝えるのは、
実は家族であるあなたが一番上手にできることです。


「仕事ができるから」とか、「きれいだから」とか、
「こういう能力があるから」とかいう条件付きではなく、

「とにかくあなたのことが大切なんだ」
「とにかくあなたがいてくれることが嬉しいんだ」

そういうメッセージ。

それは、あなたが一番上手に伝えられますし、
患者さんも、一番あなたから聞きたいのです。


このメルマガでお話ししているいろいろなテクニックは、
結局のところ、「私にとって、あなたは無条件で大切」
というメッセージを伝えるための方法なんです。


2.だから効くんです


うつ病になると、自分が大切な存在だと思える証拠を
どんどん失っていきます。

仕事はできなくなるし、容姿に気を使えなくなるし、
出歩くことすらできなくなります。

重症になると、なーんにもできずに、ただ寝てるだけに。


だからこそ、家族からの
「どんな状態でも、あなたがいてくれることが嬉しい」という
メッセージが「効く」んですよ。



Aさんは、重度のうつ病でしたが、今は回復しておられます。

うつがひどかった頃のことを振り返って、
そのときに勇気づけられたのは、
自殺未遂のあとに奥さんの語った、次のような言葉だそうです。

「仕事に行けなくてもいい、一生寝たきりでもいい、
 あなたがこうして生きていてくれることが、私は嬉しいの!」


「そのままのあなたがすばらしい」
「そのままのあなたが大好き」
「あなたがいてくれることが嬉しい」
「あなたがいなくなったらって思ったら、悲しくなる」


いろんな言い方ができると思います。

毎日1回でもいい。
以下に患者さんがあなたにとって大切かを語ってあげてください。


こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

ついに、長女が大学進学のために仙台に行ってしまいました。
あの大きな子(173センチあります)がいなくなると、
さすがに家が広く感じますね。





目次


1.私の精神安定剤

2.本気が患者さんを救う



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1.私の精神安定剤


私、このメルマガをはじめて、
ほんとに良かったと思っています。


何がって、読者の皆さんが、
本気で患者さんと向き合おうとしてらっしゃるから。


毎日、相談のメールとか、感想とかいただくんですが、
みんな真剣です。

体力、気力、お金、時間、知恵、手間……
もしも患者さんが良くなるなら、
なんだって犠牲にしようという「本気」を感じます。


だから、皆さんといると、
私もやる気、元気を引き出してもらえるんです。



本気……

なんでそんな、皆さんにとっては「当たり前」のことに
感動するかっていうと、
世の中には、残念ながら
そうじゃない家族もたくさんいるから……。

カウンセラーなんぞやっていますとね、
「そうじゃない家族」にもたくさん行き当たるんですよ。


  うつ病になってしまった患者さんが悪いんだと思ってる。
  だから、患者さんが自分で何とかするもんだと思ってる。
  医者やカウンセラーが何とかするもんだと思ってる。

  つまり、

  自分は、協力する気がない。
  自分は、犠牲を払う気がない。
  自分は、コミュニケーションの取り方を変える気がない。
  自分は、今の生き方を変える気がない。

  めんどくさいのはごめん。
  練習なんてごめん。
  努力なんてごめん。


患者さんは、必死で病気と闘っています。

そして、皆さんは患者さんと同じように
必死になって闘っていますよね?


でも、そうじゃない人もいるんですよ……。

愛する家族が苦しんでいるのに、
まるで人ごとのように考えている人が……。



カウンセリングで、そういう人たちの話を聴くと、
ほんとにがっかりします。


 「あんたがそんなだから、この人は病気にでもならなきゃ、
  気持ちを訴えられなかったんだろぉが!」

と、胸ぐらをつかみたい気持ちになります。


  ※やりませんよ、もちろん(^^;
   別に、その人がうつ病の原因ってわけじゃないし。



だから、このメルマガって、私の精神安定剤みたいなもんです。

ああ、「家族」って、見捨てたもんじゃないぞって思えるから。

「人って、ほんとに温かいもんだな」って思えるから。


2.本気が患者さんを救う


皆さんが本気だというのは、私を救うだけでなく、
患者さんも救います。

もちろん、いくら本気で患者さんを助けたいと思っていても、
たとえば押しつけがましくなるなど、
「関わり方」を間違えていると、
かえって苦しめることにもなりかねません。


それでも、本気で関わることが、患者さんを回復させます。

なぜなら「自分を本当に大切に思ってくれる人がいる」
ということが分かるから。


うつ病の患者さんは、自分なんか価値がないと思っています。
自分なんか、生きていちゃいけないんじゃないか、
と思っています。


ですから、家族の役割は、

  「何かができてもできなくても、そのままで
   あなたは私にとって大切な存在だ」
  「あなたがいなくなったら、私はいやだ」
  「あなたのことが私は好きだ」

というようなメッセージを伝え続けること。


もちろん、患者さんはそう簡単には信じてくれません。
(そういう病気なので)


そこで、あの手この手でこのメッセージを伝えていくわけです。

このメルマガでは、これからも「あの手この手」をお伝えします。


でも、基本は、ハートです。心構えです。


本気で、患者さんの回復を願うこと。
そして、そのために、自分のできる精一杯をやろうという
覚悟を決めること。

たとえ、時間でも、体力でも、お金でも、手間でも、知恵でも、
犠牲を払う覚悟をすること。

  ※もちろん、無理しちゃダメですよ。長続きしませんから。
   バランスが大事です。


その本気が、患者さんに「あなたは大切」という
メッセージとして伝わります。


次回も、続きをお話しします。


……あ、大丈夫ですよ。もうキレませんから(^^ゞ