2008年06月

ここでは、2008年06月 に関する情報を紹介しています。
こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。


うちの近くに、個人でバラを作っている方がいます。
そして、この時期には、庭を無料で一般開放。

敷地も結構広く、ちょっとしたバラ園です。

家族で行って来ましたが、いい香りが庭中に漂っていました。
ホントに綺麗です。

バラは、虫や病気に弱いし、
肥料もいいのを使わないといけないし、
なかなか育てるのは大変だとか。

だからこそ、もらうとうれしいですよね。


え? 花より団子ですって?





目次



1.2つのポイントをストレートに伝えよう

2.お願いしよう




     【感想や質問は左サイドバーのフォームから】

      感想や質問は、このメルマガとブログ内で紹介する場合が
      あります。もちろん、プライバシーは守りますが、
      掲載不可の場合にはその旨ご連絡を。


1.2つのポイントをストレートに伝えよう


前々回、患者さんの言動を改めて欲しい場合、
まずは3つのポイントを自分で整理しようという話をしました。


その3つのポイントとは、

(1) 患者さんの言動によってどんな気持ちになった?
(2) それはどうして?
(3) 患者さんにどうしてもらったらうれしい?

……でしたね。


  ※もちろん、その時にも言いましたが、
   患者さんの調子がものすごく悪くて、
   言動を改めることが無理だという場合には、
   要求するのは控えた方がいいでしょうが。



この3つのポイントは、最初は紙の上に書いてみてください。

慣れないうちは、頭の中だけで考えようとしても、
なかなか整理がつかないものです。

特に、怒りやイライラを感じているときはなおさらです。


紙とペンは、心の整理には必須アイテム。

自分で紙の上に書いていく
自己カウンセリング手法があるくらいです。



3つのポイントが整理できたら、
まず(1)と(2)を、できるだけストレートに患者さんに伝えます。


  ※(1)と(2)の順番は逆でもいいです。


例えば、

「自分なんかいらない人間なんだ。もう死ぬと何度も繰り返す」
……というケース。


     ↓


(1) そう言われると、不安で悲しい気持ちになる。
(2) それは、この人を心から愛していて、失いたくないのに、
  それが分かってもらえていないと感じるし、
  本当にいなくなったらどうしようと思うから。
(3) 決して、自殺なんかしないで欲しい。


     ↓


「私はあなたのことが大好きだし、大切に思っているの。
 だから、死んで欲しくないし、
 いらないなんて思ったことがない。

 それなのに、『自分なんかいらない人間だ。死にたい』
 なんて聞くと、病気のせいだとは分かっていても、
 悲しくて不安でたまらなくなる。

 それは、私はこんなに大切に思っているのに、
 その気持ちが伝わってないんじゃないかって思うから。

 そして、大好きなあなたが本当にいなくなったら
 どうしようって思うから」



2.お願いしよう


ここまでOKですか?

これも最初のうちは、セリフを紙の上に書いた方がいいです。


で、ここまでできたら、
あとは(3)のポイントで考えたこと、
つまり、相手にして欲しいこと、やめて欲しいことを伝えます。



そのやり方なんですが、「お願い」をしてください。


人の動かし方には、「お願いする」(頼む)以外にも
いろいろあります。

 ・命じる(権威を使う)
 ・脅す(恐怖心、不安を使う)
 ・嫌みを言う(羞恥心を使う)
 ・泣き落とす(あわれみ、または罪責感を使う)
 ・欲で釣る
 ・教える(何をすべきか言う)


これらは、うまくいくこともあるんですが、
実際にはあまり成功率が高くありません。

それは「強制されている」と感じるからです。


人は強制されると反発したくなります。


特に、うつ病の患者さんは、神経過敏になっていますので、
何かを強制されると、非常にストレスを感じます。

そうなると、当然症状を悪化させることになります。



かといって、こちらが我慢ばかりしていたのでは、
いつかどこかで爆発することになったり、
こちらのストレスがたまって、
心を病んだりするかも知れませんね。


なので、何をして欲しいか、何をやめて欲しいかは、
患者さんにできそうだったら伝えて良いのです。



そして、一番強制力の弱いやり方が、「お願い」です。

「~してください」
「~しないでください」

と頭を下げるということですね。



さっきの例でいくと、

「だから、決して自殺なんかしないと約束してちょうだい」



誰のため? そう「私のために」です。

あなたがあなた自身のために行動できるようになれば、
あなたに余裕が生まれ、それは結果として、
患者さんをも助けることができるようになります。



あなた自身のために、そして間接的に患者さんのために、
さあ、さっそく紙とペンを用意して、
3つのポイントを書き出しましょう。


前回の、「困った行動への対処法」という記事に対して、うつ病の患者さんからこんなコメントをいただきました。


「困らせてる側です」

自分は今うつ病です。
お話はよくわかりましたが、そこまで周りの人に氣を使わせてると思うと、
逆に滅入ってしまいます。

俺がいないほうが楽なんじゃないかと思ってしまいますね。

このブログはうつ病の家族や友人向けのようですが、
ウツの本人が見たら逆効果になると思います。




勇気を出して書き込んでくださって、ありがとうございます。

コメント主ご本人は、たぶんもう読んでくださらないだろうなと思いつつも、他にもこう感じている患者さんがいらっしゃるはずなので、こうしてお返事しています。



ご指摘、まったくその通りです。

あのような記事を読まれたら、「自分が、家族や友だちを苦しめている」と、ついつい感じてしまいますよね。

具合を悪くしてしまって、本当に申し訳ない。



でも、「自分なんかいない方が楽」というのは、間違った考えです。

うつ病のせいで、なかなかそうは思えないかも知れませんが、絶対に間違いです。


家族や友人たちは、あなたがいなくなれば、よけいに苦しみます。なぜなら、みんな、あなたを愛しているから。大切に思っているから。

あなたを愛するあまり、家族や友人たちは苦しい思いをします。大切に思っていなければ、困ったりしません。

迷惑だなんてとんでもない。迷惑だったら、初めから切って捨てています。


あなたが大切だから、助けたい。でも、助け方が分からないから苦しいんです。

苦しいのはあなたのせいではありません。もちろん、家族や友人のせいでもありません。ただ、方法が分からないせいです。



だから、私はこういうブログを立ち上げたわけですが……。

こういう、患者さんへの対応を公開するブログを立ち上げるのには、最初躊躇もしました。周りの家族や友人たちの気持ちを書き込んだり、対応の手の内を明かしたりすることで、ご指摘のような感想を持つ患者さんがいらっしゃるだろうなと思ったのです。


でも、考えたあげく、公開することにしました。


患者さんもサポートを必要としていますが、患者さんたちのことを心から愛していて、どう対応したらいいかを知りたいと強く願っている、それらの方々もサポートを必要としているからです。

そして、周りの家族や友人の皆さんが、今よりもほんのちょっとでも気持ちが楽になれば、間接的に患者さんのためになるだろうと思ったのです。

今もそれで本当にいいのかと悩み続けていますが……。



うつ病のときは、ついつい自分を責めるような考え方になってしまうのは理解できます。ですから、このブログの記事によって、「自分は周りに迷惑をかけていて申し訳ない」という思いを強くさせてしまったことについては、私こそ申し訳なく思います。


でも、正直にご自分の気持ちを聴かせてくださって、ありがとうございます。おかげで、このブログは、患者さんも読んでいらっしゃるから、テーマや表現など、さらにさらに配慮しなければということを、再確認できました。



こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

今日は夏至ですね。
一年で一番昼間が長い日です。

土曜日ですが、どんな一日を過ごされる予定ですか?

患者さんに関わるパワーを手に入れるためにも、
努めて息抜きの時間を取ってくださいね。


さて、今日は、前回の予告通り……。




目次



1.患者さんの困った行動

2.3つのポイントを整理




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1.患者さんの困った行動


前回の予告で、
「患者さんの困った行動に一言言いたいときの伝え方」と
書きました。

すると、「期待してます」というメールが何通書きました。

皆さん、いろいろ困っていらっしゃるようです。



例えば、

・もう死ぬと何度も繰り返す。
 場合によっては、本当に実行しようとする。

・夜遅くまで、くどくどとつらい気持ちを聴かされる。

・薬を飲もうとしない。病院に行ってくれない。

・仕事に行かないで寝てばかり。

・イライラして当たり散らす。

・メールしても返事をくれない。


などなど。あなたにも思い当たることはありませんか?



ただ、これらの中には、
患者さんの努力では変えることができないものもあります。

例えば、仕事に行かないとか、メールの返事をくれないなど、
うつ状態がひどくて、そうしたいという意欲もわかないし、
たとえそうしたいと思っても、体が動かないという場合です。


このあたりの判断が付かない場合には、
主治医や担当カウンセラーに問い合わせれば、
教えてくれます。たぶん。

  ※中には、「何様」系の困った医者もいるので、
   絶対というわけではないのですが……あわわ(^m^;;


能力的にまだできないということを、無理に要求すると、
患者さんの症状を悪化させてしまいます。

なので、その場合には、
しばらく症状が軽くなるまで待つしかありません。

  ※でも、そのような場合でも、
   このあとお話しする心の整理はやってみましょう。



で、能力的にはできそうな場合はどうするか……。

その場合、いきなり患者さんと話をしてはいけません。


あなたはかなりストレスがたまっているはずなので、
その状態でコミュニケーションを取ろうとすると、
きっと知らず知らずのうちに患者さんを責めてしまいます。


「~したらどうなの!」
「いいかげんに~しろよ!」
「~してくれたっていいじゃないか!」


最悪なのが、「なぜ」「どうして」を使った会話。

「どうして~するの?」
「なんで~してくれないの?」


あなたも、他の人(特に親)からこういう言われ方をしたことって
多いと思います。

気持ちいいですか?

いえいえ、きっと「責められている」と感じたでしょう。



もちろん、大切なあなたから「責められている」と感じたら、
患者さんの症状は、確実に悪化します。



でも、黙っていたら、あなたのストレスはさらに増加して、
いずれにしてもどこかで爆発するか、
あなたの方が病気になるかしてしまいます。


じゃあどうしたらいいのか……。



2.3つのポイントを整理


患者さんの言動が困って、何とかして欲しいとき、
いきなり患者さんと話をするのではなく、
ちょっとの時間でいいので、自分の心を整理してみましょう。


3つの質問を自分に向かってしてみてください。


(1) 患者さんの言動によってどんな気持ちになった?
(2) それはどうして?
(3) 患者さんにどうしてもらったらうれしい?



これら3つが相手さんに伝わって、
はじめて相手は行動を変えようという気持ちになってくれるんです。



でも、やってみると分かりますが、
案外自分でこのことが分かっていません。

自分でも分からないことをコミュニケートしようとしても、
患者さんに伝わるはずがありません。


なので、まずは紙と鉛筆を用意して、
この3つのポイントを整理してみましょう。



特に(1)についてですが、「腹が立つ」「イライラする」という
怒り系の感情の場合には、さらに突っ込んで、
「どうして腹が立つんだろう」と考えてみましょう。

怒りをそのまま伝えたら、患者さんは悲しくなって、
症状が悪化しますからね。


腹が立つときには、別の感情が原因になっています。

例えば、「悲しい」「心配」「不安」などです。

そういうつらい気持ちを味わわされたから、
実は復讐として怒りが生まれてくるんです。



「死ぬと言われると、不安で悲しい気持ちになる。
 それは、この人を心から愛していて、失いたくないから。
 だから、自殺しないで欲しい」

「夜中遅くまで、何時間も話を聴き続けるのはつらい。
 それは仕事で疲れていて、朝も早いから、
 体力的にもたないし、疲れると集中力もとぎれてしまう。
 だから、せめて12時には眠らせて欲しい」

「病院に行かないで無理している姿を見るのは切ない。
 それは、この人を愛していて、もっと楽になって欲しいから。
 だから、明日は一緒に病院に行って欲しい」


こんなふうに、自分の心の整理が付くと、
それだけで結構気持ちに余裕が生まれます。



次回は、ここまで心の整理が付いたら、
あとは具体的にどう伝えていくか、という話の予定です。


こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

沖縄は梅雨明けですって?
こちら東北は、まだ梅雨入りしてません。

日本って、狭いようで広いですねぇ(-_-)



今日は、いつものメールと、ちょっと趣向を変えて、
あるニュースだけお届けします。






えーと、私、
かずき菜乃さんという方のブログで、紹介されちゃいました。
\(^O^)/


自分のことなんですけど、なんか感動します。



菜乃さんは、ご自分もうつ病でしたが、
その後、ご主人もうつ病になられて、「患者の家族」でもあります。

当事者ならではの、「いのち言葉」のつづられた文章、
きっとあなたの心にも響くはずですよ。


ぜひ読んでみてください。




かずき菜乃さんのブログはこちら。
  ↓ ↓ ↓
http://utu-kazokucare.sblo.jp/








次回は、いつものメルマガをお届けしますね。

患者さんの困った行動に一言言いたいときの伝え方……の予定。


こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

最近、スクールソーシャルワーカーの仕事で、
毎日中学校に通っています。

中学生……かわいいですねぇ。男の子も女の子も。

私にもあんな時代があったんだなあ。




目次



1.子どもへの影響

2.うつ病を宝に




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1.子どもへの影響


前回は、うつ病のご主人についての、
Aさんからの相談にお答えしました。

今回は、後半部分について回答します。


子供には無関心で 自分の部屋にこもり
話かけても無視されるので話かけられないまま
一ヶ月が過ぎます。

子供の騒ぐ声にイライラし睨むので
子供達の精神面も心配で・・




いや、本当に心配ですよね。

大人なら、「これは病気のなせるわざ」と理解できますが
(いえいえ、大人でも大変です)
子どもの場合には、わけが分かりませんね。

  「お父さんは、僕が嫌いなの?」
  「お父さんは、私がいない方がいいの?」

そんなふうに思ってしまうかも知れません。

  ※たいてい、わけが分からない状況に陥ると、
   子どもってこういう理由付けをするものです。


そしたら、その心の傷は、将来にも影響してしまいます。


Aさんの心配は、本当に分かります。



かといって、子どもに優しくできない患者さんを責めても
解決にはなりません。

たいてい、患者さんは元気を無くして、
ますます子どもに関われなくなってしまいます。


ですから、お子さんに

  「あなたのせいじゃないよ」
  「あなたは悪くないよ」
  「あなたが嫌いだからじゃないよ」
  「お父さんは、イライラしたり、遊べなくなったり、
   人とお話しができなくなったりする病気なの」

と説明してあげましょう。

1度だけでなく、何度も何度も。


3歳前の小さなお子さんだって、言葉は分からなくても、
雰囲気で「あなたは悪くない」というメッセージは伝わります。


2.うつ病を宝に


うつ病の、子どもへの悪影響ばかりを考えていると、
きっとAさんもたまらない気持ちになると思います。

でも、うつ病は、Aさんやお子さんやご主人を苦しめるだけの
悪魔ではありません。


ご主人がうつ病のおかげで、
そして、Aさんのご主人への関わりを見ることで、
Aさんのお子さんは、優しい心を持った人に育つことができます。

本当の自信に満ちた人に育つことができます。

上手なコミュニケーション能力を伸ばすことができます。



もちろん、それにはまずAさん自身がホッとして、
心に余裕ができないといけませんね。


微力ながら、私もお手伝いさせていただきます。


どうか、これからもこのメルマガの記事を読んでくださいね。

相談があれば、いつでもどうぞ。


こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

今年は雨が多いですね~。

でも、今日は天気が良くて、とても暑い日でした。





目次



1.こんな質問をいただきました

2.回答




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1.こんな質問をいただきました


このバックナンバーブログに、こんなコメントをいただきました。

Aさんというふうにお呼びすることにしましょう。



主人がうつ病で 急に人が変わります。

家族をいっさい無視し
イライラ顔で家の中の行き届いてない所を掃除しだしたり、
私自身気が休まらず家の中を念入りに掃除します

子供には無関心で 自分の部屋にこもり
話かけても無視されるので話かけられないまま一ヶ月が過ぎます。

子供の騒ぐ声にイライラし睨むので子供達の精神面も心配で・・

主人の顔を見ると私自身も心が苦しくなり
もうどうしていいのかわかりません。




うーん、どんなにおつらいことでしょうか。

また、お子さんのことも心配ですよね。



2.回答


まず、知っておいていただきたいのは、
ご主人のそのような態度は、Aさんやお子さんたちを
愛していないからではない、ということです。


いろいろ細かいところを掃除するのも、
Aさんの行き届かない部分を責めているわけじゃありません。。


これはすべて、病気のなせるわざです。

うつ病になると、神経がささくれ立って、
ちょっとした刺激にも過敏に反応してしまうのです。

また、生きるエネルギーが無くなりますから、
人と交わる気力もなくしてしまいます。


だから、Aさんやお子さんが嫌いだから、
無関心だったり、にらんだりするわけじゃありません。


まずはそのことを、自分の心によ~く言い聞かせること。


ただでさえ、ご主人の神経過敏な言動は、
Aさんの心にストレスを与えますよね。

その上、「愛されてない」なんて考えたら、
二重に苦しくなってしまいます。


これは病気のなせるわざ。

ご主人は、今もAさんやお子さんを愛しておられますよ(^^)



そして、神経がささくれ立っている患者さんに対して、
家族であるAさんが心がけることは、
あまり気を遣いすぎないことが大切です。

  ※自殺の兆候については、常に注意していないと
   いけませんが。


どんなに周りが気を遣っても、
それで神経のささくれがいやされることはありません。

  ※でも、治療が進むに従って、そういう極端なところは
   解消されていきますからね。


気を遣いすぎると、
かえって、周りの家族が疲れ切ってしまうだけです。

そう、今のAさんみたいに。


そうなってしまうと、いずれ余裕がなくなって、
患者さんへの対応がつっけんどんになったりして、
かえって逆効果になりかねません。



最初はなかなかそう思えないかも知れませんが、
細かく掃除を始めることも、無愛想なのも、
すべて順調なんだと、ご自分に言い聞かせてください。


そして、

> 私自身気が休まらず家の中を念入りに掃除します

これはやめましょ(^ー^)


今まで通りの掃除でOKです。


ご主人が、ばたばたと掃除を始めたら、
そりゃあ気になっちゃいますよね。

「お前は、掃除もろくにできない、ダメ主婦だ」と
言われているような気になりますもんね。


でも、そうではないのです。

仮にご主人が口に出してそう言ったとしても、
それは真実ではないのです。


ただ、神経がささくれだって、
今までだったら気にならなかったことも、
無性に気になって仕方ないだけなのです。

だから、自分が掃除をしたくてたまらなくなっているだけなのです。


そこで、

「夫は、自分が掃除したいからしているんだ。
 だから、夫の趣味を、私が取り上げてはいけないんだ」。

……と、あえて考えてみる、自分に言い聞かせてみるのです。


Aさん。自分で自分を追い詰めないようにしましょうね。



そして、Aさん自身が、「楽しい生活」を送ることが大切です。


家の中にずっといると、
ご主人のことで憂うつになりすぎてしまうかも知れません。

ならば、家の外に楽しみを見つけてみてください。


習い事でも、喫茶店でも、図書館でも何でもいいのです。


夫が苦しんでいるときに、
自分一人が楽しむわけにはいかないと思われますか?


でも、溺れている人は溺れている人を助けられません。

Aさんが人生を楽しんでいて、
はじめてうつ病のご主人を助けることができます。


ご主人のためだと思って、
ご主人以外の所に楽しみを見つけてください。



Aさん自身の安心のために、今のご主人の状態について、
Aさんがご主人の主治医に相談なさるのも一つの方法です。

主治医は、ご主人の今の状態について、
しっかりと説明してくれるでしょうし、
場合によっては薬を変えるなどの対応をしてくれるかも知れません。



さて、お子さんの悪影響への対応については、
長くなりますので、次回にお答えします。



こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

今日と明日は、山形県の福祉職の皆さんの研修会で、
援助的なコミュニケーションの取り方を教えています。

このメルマガで書いているようなことですね。


車で片道2時間、そして、
2日間とも、丸一日の授業で、疲れるはずなんですが……

皆さんとても熱心に学んでくださるので、
疲れも吹き飛びます(^^)


さてさて、今日もメルマガをお送りします。

皆さんも熱心に読んでくださるので、
私もやり甲斐があります。ありがとうございますm(__)m





目次



1.保健所




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1.保健所


うつ病の患者さんを抱えていると、
経済的な面とか、社会復帰の面とか、
いろいろ心配事がありますよね。

前回は、そんなときには、医療ソーシャルワーカーを
利用しようと申し上げました。



で、他にも強力な味方がいます。

それは保健所


地域によっては、「保健福祉事務所」「福祉保健所」
「保健福祉センター」「健康福祉センター」など、
別の名前になっているかも知れません。


私がスクールソーシャルワーカーをやっている村では、
「保健センター」と呼ばれていまして、
村役場の組織では、健康福祉課に属します。



そんでもって、保健所には、保健師さんたちがいます。

いろんな仕事をなさっていますが、その一つが、
精神保健の分野。

もちろん、うつ病対策もこの中に含まれます。



保健師さんたちの専門は公衆衛生なんですけれど、
市町村の組織上、福祉関係の係と連携することが多いので、
自然とソーシャルワーク的な働きも行なう場合があります。

つまり、前回申し上げたように、
医療費の補助や、社会復帰に関する相談ですね。


保健師さんは、直接相談に答えてくれないかもしれませんが、
役場のどこに相談したらいいかを教えてくれます。



また、保健所では、地域の医療機関を全部把握していますから、
家族がうつ病かなと思ったとき、
どこの病院にかかったらいいかも教えてくれるでしょう。

家族が通院を渋るなどした場合の相談にも乗ってくれます。


また、患者さんの家族会(自助グループ)があった場合、
その情報も把握しているはずです。



とにかく、保健所は何かと頼りになるところですから、
しっかりと利用しましょう。

そして、あなた一人でストレスをためないようにしてくださいね。