2008年07月

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こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

最近、目覚ましを使わなくても、
6時頃に目が覚めるようになりました。

これは、いよいよ……。


さて、前回紹介した、「うつ病の家族への対応マニュアル」の
無料ダイジェスト版ですが、
たくさんの方にダウンロードしていただきました。

まだの方はこちらからどうぞ。


今回は、患者さんを励ましたいときの注意点です。





目次



1.応援の効果に関する実験

2.励ましたいなら




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1.応援の効果に関する実験


皆さんは、パソコンとかファミコン(古っ)とかの、
いわゆるビデオゲームが好きですか?

私はけっこう好きなんです。

でも、反射神経が鈍いので、
シューティング系とかアクション系とかはまったくダメ。


さて、アクション系のとっても難しいビデオゲームを
やってもらう実験がありました。

A~Cの3つのグループに分けて、

  A:「がんばれ!」「負けるな!」と応援する人がいる
  B:「負けろ!」「ぶつかれ!」と野次る人がいる
  C:周りに誰もいない

という条件をつけてゲームをやってもらったわけです。


さて、この3グループの成績はどうだったと思いますか?

   ↓  ↓  ↓

   ↓  ↓  ↓

   ↓  ↓  ↓

   ↓  ↓  ↓

   ↓  ↓  ↓

   ↓  ↓  ↓

はいっ、成績は、こうなりました。ゲームの成功率です。

  A:0%
  B:45%
  C:58%


Cがいいのは、集中できたからでしょう。

そして、Bもそこそこいいのは、
「なにくそ!」と、かえってやる気が引き出されたからでしょう。


では、Aがさんさんたる結果なのは……?

おそらく「うまくやらなきゃ」「期待に応えなきゃ」と思い、
かえってそれがプレッシャーになったからだと考えられます。


怖いのは、Aのグループの人たちが、口をそろえて、
「応援が励みになった」と答えていること。

本当は足を引っ張られたのにもかかわらず。



実は、何もしないのが一番の助けになる……。

これは、ちょっと憶えておいた方がいい実験かも知れませんよ。



2.励ましたいなら


よく、うつ病の人を励ましてはいけないと言いますね。

それは、うつ病の人たちって、極端な考え方を
してしまいがちだからです。

ですから、病気でない人たちよりも、
はるかに応援のプレッシャーを感じやすいのです。


その上、がんばりたくても、体調が悪くてがんばれません。

ちょうど、車にガソリンが入っていない状態ですからね。

そうすると、がんばれない自分をますます責めてしまうことに。


こうして、励ましたり応援したりすればするほど、
かえって落ち込ませることになるのです。



かといって、野次るのはもってのほか。

「なにくそ」なんて、がんばる気力もないので、
「嫌われた」と誤解して、やっぱり落ち込みます。



じゃあ、というわけで放っておくと、
今度は「見捨てられた」と思うかも知れません。


……なかなか、やり甲斐がありますね(^^:

放っておかないけれど、無理に励まさない対応が求められます。

つまり、「そばにいるよ」という対応。
「ちゃんと見ているよ」「ちゃんと聴いているよ」という対応です。


患者さんのそばにいて、ちゃんと見て、聴いていると、
分かることがあります。

それは、たとえ患者さんが寝たきりでも、
仕事も家事も何にもできない状態でも、
それでも一生懸命がんばって生きていらっしゃるということ、です。


うつ病というのは死にたくなる病気。

それなのに、こんなにつらくても生きていてくれる……それって、
ものすごい努力のたまものではありませんか?


励ましの言葉をかけるなら、「がんばって!」じゃなくて、
「本当にがんばっているよね!」という
声かけをしてあげてください。

だって、本当にがんばっていらっしゃるのですから。


そして、あなたも、今日まで本当によくがんばってこられましたね!

患者さんと向き合う中で、ずいぶんつらい思い、苦しい思い、
不安な思いを味わってこられたでしょう?

ホントに、よくがんばってこられました。


何かありましたら、いつでもメールをくださいね。

それでは!



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こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

野茂投手、引退ですね。

本人は悔いが残ると言っていましたが、
ホントによくがんばってきたなと思います。

彼がメジャーリーグにチャレンジして結果を残したからこそ、
今のようにたくさんの日本選手がアメリカで活躍できるように
なったんですからね。


さて、今日は……




目次



1.がんばっているあなたへ





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1.がんばっているあなたへ


野茂さんもがんばってきましたが、
あなたもがんばっていらっしゃいますよね?


うつ病の患者さんに関わっていくのは、本当に大変です。


大切な人が苦しんでいるのを見るのは心配だし、
自殺したらどうしようと不安になったり、
経済的にやっていけるのかとあれこれ考えたり……。

夜遅くまで弱音を聞いたり、
一緒に病院に行ったり、
患者さんの神経を刺激しないように気を遣ったり……。


そういう苦労をしてこられたのも、
あなたが患者さんを心から大切に
思っていらっしゃるからですよね。


本当によくがんばってきましたね。

本当によく……。



そんなあなたのために、このメルマガでは、
患者さんへのさわやかな対応法をお伝えしています。

しかし、その時その時の質問などに答えて書いていますので、
タイムリーではありますが、まとまりという点では問題があります。


そこで、対応法をマニュアル化したわけですが、
そのダイジェスト版を、このたび作らせていただきました。

マニュアル本編はA4サイズで200ページほどありますが、
その5分の1程度を抜粋しました。


ご興味があれば、ぜひお読みください。


こちらから手に入ります。



このブログでも、引き続きあなたのためになる情報を
お伝えしていきます。

お楽しみに。



こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

毎日暑いですね。

この前、家内が炎天下で車を洗おうとしました。

そして、水をかけた途端、ぴきぴきぴき……と、
何とフロントガラスにヒビが!

急激に冷したのが原因なんでしょうね(T_T)


皆さんは、お気をつけください。





目次



1.こんな実践報告をいただきました。

2.気持ちを分かってもらいたい

3.こころのビタミン




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1.こんな実践報告をいただきました


このブログでは、
うつ病の患者さんへの対応の、心構えや方法をお伝えしています。


相談いただいたり、私がその時感じたりしたことを
書いていますから、タイムリーな話題をお届けできると思います。

しかし、反面、全体のまとまりとしては、
つかみにくいという欠点がありますね。



なので、うつ病の患者さんへの対応法や、
ぜひ知っておいて欲しいうつ病に関する知識を、
マニュアルの形にまとめたものを作らせていただきました。


で、それを密かに(?)配布しておりますが、
そのマニュアルを読んで実践していらっしゃる方から、
こんな実践報告をいただきました。


娘は、希死念慮(注:死にたいという思い)が強く、
親への反発と甘えが強くみられた。

甘やかしてはいけないと思い、
どちらかといえば厳しい態度をとっていたが、
どのように接して良いのか自信がもてなかった。


が、マニュアルを読んで、話を聴くことに徹した
(きかれるまでこちらの意見は言わない)。

言いたいことをしっかり聴くことで
強い不安感が薄れてきたように感じる。


感情の爆発は間隔が空き、強さも薄れてきている。


話の内容には理解し難い事柄もあり
同意できないことも含まれるが、
それが今の娘の生の感情であり、
それを理解しようとしている。

結果を焦らず症状の好転を待てば
自分自身の考えで自分の人生を苦しまずに
生きていけるようになると信じられるようになった。




2.気持ちを分かってもらいたい


うつ病の患者さんに限ったことではありませんが、
人が弱音を吐いたり、相談を持ちかけたりするのはなぜか……。

それは、「治して欲しい、教えて欲しい」からではありません。


……と言うと、ちょっと言い過ぎですね。


確かに、治して欲しいし、どうしたら解決するか教えて欲しい、
それは嘘ではありません。

でも、それは「第二の動機」なんです。


「第一の動機」があります。

それは「この気持ち、分かって!」ってことです。


今、この状況で、自分がどんなにつらいか。苦しいか。
悲しいか。さびしいか。不安か。怖いか。切ないか。
がっかりしているか……。


それを分かって欲しい。

そう、あなたに。



特に、うつ病の患者さんは、
心の中が否定的な気持ちでいっぱいです。

とてもそれを一人で抱えているのはつらい。

だから、あなたの前に吐き出したいのです。



ですから、患者さんの話を聞くときには、
病気を治そうとか、問題を解決しようとかしないで、
まずは「どんな気持ちかな」ということに注意して、
じっくりと話を聴いてみてください。


もちろん、今まで、問題解決的な関わりをして、
うまくいっているなら、それを続けてくださいね。

でも、もしも今までのやり方でうまくいかないなら、
ここはだまされたと思って、問題解決的な関わりを
一時封印しましょう。


そして、先ほど紹介した方のように、
たとえ納得できないような荒唐無稽の話でも、
じっくりと聴いて差し上げましょう。

そして、気持ちを聴き取ってあげましょう。


すると、分かってきます。

どうして、患者さんがそういうことを言うのか。
どうして、患者さんがそういうことをするのか。


そうしたら、言って差し上げましょう。

「そう感じるのは当然だよ」
「そうしたくなるのは当然だよ」



もちろん、患者さんが「死にたい」と言ったとして、
死ぬことを認めるということじゃないんですよ。

「死んで欲しくない」と言ってもかまわないし、言うべきです。


でもその前に、じっくり話を聴いて、
「死にたいと思うほどつらい気持ち」を
分かって差し上げて欲しいのです。

そして「それは、死にたいって思うのは当然だよ」と、
共感して差し上げて欲しいのです。


その上で、あなたの気持ち、
「でも、私はあなたに生きていて欲しい。大切だもの」を
伝えて欲しいのです。



治そうとするな、分かろうとせよ」(国分康孝)

カウンセラーなら、誰でも知っているこのモットー、
ぜひあなたも憶えておいてくださいね。




あ、さっき紹介したマニュアルですが、ここで配布してます。
  → http://psycomu.com/c/depfamily.htm


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