2008年08月

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こんにちは。心理カウンセラーの増田泰司です。

夏休みということで、前回の更新から、
ちょっと時間があいてしまいましたね。


皆さんは、どんな夏休みをお過ごしでしたか?

今年は、ガソリン代が高騰したために、
近場でレジャーという方が多かったようですね。


私は、仕事で大阪まで行きましたが、
プライベートではまだどこにも出かけていません。

娘たちのリクエストで、「フラ・ガール」で有名になった、
「スパ・リゾート・ハワイアンズ」に行く予定。


さてさて、今日は、オリンピックシーズンということで、
患者さんへの応援(励まし)について考えてみましょう。





目次



1.応援の効果

2.応援したいなら




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1.応援の効果


また、ゆうきゆうさんネタですが、
著書の中で、こんな実験が紹介されていました。


それは、結構難しいビデオゲームをやってもらう
という実験なんですが、
被験者は3つのグループに分けられました。

そして、それぞれこんな条件でゲームをしてもらったのです。


 A.周りで見ている人が、「がんばれ!」「しっかり!」と
   応援してくれる

 B.周りで見ている人が、「ぶつかれ!」「失敗しろ!」と
   ヤジる

 C.周りに誰もいない


さて、ゲームの成績はどうかってことなんですが、
あなたは、3グループを比較して、
どの順番に成績が良かったと思いますか?




   ↓  ↓  ↓




実は、C → B → Aの順番なんです。

つまり、応援してもらったAグループが最悪なんですね。


成功率は、Cが58%、Bが45%に対して、
Aはなんと0%。

つまり、誰も成功しなかったのです。


しかも、恐ろしいことに、Aグループの人たちは、
「応援が励みになった」と答えています。

要するに、本当は足を引っ張られているのに、
それに気づかないという……。



Cが一番いいのは、集中できるからで、
Bも案外いいのは、「なにくそ」と発奮したからでしょう。

じゃあ、Aがこれほど悪いのはなぜか。


おそらく、応援されることで、「期待に応えなきゃ」
「うまくやらなきゃ」「絶対成功しなきゃ」と
プレッシャーがかかり、
かえって緊張してしまったからでしょう。


それに「がんばれ」ということは、意地悪な見方をすれば、
「今はまだがんばっていない」ということですよね?

だから、「自分には力がない」という変な自己暗示が
働いてしまうからかもしれません。



今、オリンピックの真っ最中ですが、
結果を出しているトップアスリートの人たちは、
「応援されても、自分らしさを見失わない」訓練を積んで、
心臓に毛が生えた人たちなんですね。



さて、どうしてこの実験の話をしたかというと、
良かれと思ってしたことが、かえって相手の足を引っ張る
場合があるということを知っていただきたかったからです。


愛情というのは、相手に良いことをしてあげたいという
気持ちを持つことが、もちろん一番大切です。


でも、同時に知識や技術も大切です。

何をどうすることが、本当に相手のためになるのか、
ということを知り、それを実践できる、ということですね。



私は「うつ病の家族への対応マニュアル」を書きましたが、
それは、患者さんを助けたいという真剣で温かい思いで
いらっしゃる家族(友人、恋人など)の皆さんのためです。

正しい知識と、本当に役立つ技術をお伝えすることで、
せっかくのその思いが報われてほしいと思ったからです。



2.応援したいとき


「がんばれ」という応援は、かえって相手の足を
引っ張ってしまう場合があります。


でも、うつ病で苦しんでいる患者さんを見ていると、
何とか力になりたい、励ましになるようなことを
言ってあげたいと思うのは人情です。


その、応援したい、励ましたいという気持ちまで
否定する必要はありません。

応援の仕方をちょっと工夫してみるのです。


それは……



以前、「がんばってね」ではなく、「がんばってるね」
というふうに「る」を入れるといいという話をしました。


今回お伝えしたい応援・励ましの仕方は、
「一緒に考えよう」です。


相手が弱音を吐いたとき、
それをすぐに解決しようとしなくてかまいません。

その弱音を解決しようとすると、患者さんは、
「こんな弱い自分は、受け入れてもらえないんだ」と誤解します。

そして、かえってつらい思いを募らせることになるのです。


だから、直そう(治そう)としないで、
よく患者さんの話を聴いてあげてください。

そして、「どうしたらいいか、一緒に考えよう」と
言って差し上げてください。


今すぐ解決策が見つからなくてもいいのです。

うつ病は、治療に時間がかかります。


でも、こうして、弱いままの自分でも、
見捨てないで一緒にいてくれる人がいる。

一緒にこの病気と闘ってくれる人がいる。


それが患者さんにとっては大きな応援・励ましになるのです。



皆さんも、うつ病の患者さんとのかかわりの中で、
苦しんだり、悲しんだり、いらいらしたり、落ち込んだり
してこられたのではないでしょうか?

私がここにいます。


何かご質問などがあれば、ぜひご連絡くださいね。

ご一緒に考えていきましょう。



それではまた!



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こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

今日は広島の原爆記念日でもありますが、
私の家内の誕生日でもあります。

毎年のことですが、
なかなか手放しにお祝いできない雰囲気です。




目次



1.読者からのメール

2.アドバイス・説得はしない。傾聴・共感





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1.読者からのメール


拙著「うつ病の家族への対応マニュアル」を読んで
実践してくださったT・Nさんから、
こんなメールをいただきました。

T・Nさんは、お子さんがうつ病です。


以前は良かれと思いアドバイスをしていました。

本人の気持ちをわかろうとはせず、
早く良くなって欲しいと思い、
「こうすればいいよ」とか
「周りの人はそう思っていないよ」とか
本人の気持ちを前向きにしようと
あれこれ考え言葉がけをしていました。


子どもは、「入院したい」とか言い出しました。

家庭も落ち着かない場所になってしまったのかと
反省しました。


今は「アドバイス・説得はしない。傾聴・共感」
ということを学び実践しています。


「今、しんどいんやね~」とか
「何回も確認しないと、落ち着かないんやね」
「慎重に確認することは重要だよね」とか
「仕事休みたいけど、気になるんやね」
「休んでもいいよ」

というような言葉がけをしています。


会社でのことや自分の気持ちを話してくれるようになり
「入院したい」とは言わなくなりました。

私も、子どものことを、いてくれるだけでいい、
子どもの気持ちに添うようなかかわりをしようと
思うようになりました。


「うつ病になってよかった」と思える日が必ずくる。
うつ病は必ず治るという先生の言葉で、勇気をもらいました。

子どもが「いつになったら治るんやろ」と時々言いますが、
私は自信を持って
「必ず治るから今は休養第一!」と言ってます。


私の精神状態も以前よりは楽になりました。
以前はどうしてよいかわからなかったし、
相談する人もいないしで不安でいっぱいでした。

私の不安が減ると患者も不安が減ると思います。


増田先生に質問も出来るし、頼りにしています。
自助グループも支えになっています。
余計な不安が減りました。


自分の子どもを愛してないわけはありません。
ただ、その関わり方が少し間違ってた?
又は、愛情がうまく子どもに伝わってなかったのではないかと
思います。

家族に対するこういうマニュアルを探していたので
私はあまり迷うことなく購入しました。
フォローもありますし、絶対損はしません。
お金以上の価値があると思います。



2.アドバイス・説得はしない。傾聴・共感


いかがですか?

このメールの中には、
今のあなたに参考になることが書かれていると思います。


それは、

「アドバイス・説得はしない。傾聴・共感」

ということです。



でも、これを実践するのは大変だと思います。


そりゃあ、患者さんのことが心配ですからね。

ついつい「こうしたら?」「こうしろ」と
言いたくなっちゃいます。


でも、患者さんは、アドバイスして欲しいわけでも、
説得して欲しいわけでもありません。

まずは、今の自分のこのつらい気持ちを
あなたに分かって欲しいと思っているのです。


ですから、ほんのちょっとでいいです。

アドバイスの変わりに、
T・Nさんがなさったような対応をしてみてください。



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