2010年08月

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うつ病の患者さんの中には、しばしば「パニック発作」を起こす人がいます。

パニック発作とは


パニック発作は、突然、強烈な不安感が襲ってきた結果、呼吸が必要以上に速くなって(過呼吸)、そのために、動悸や目まい、手足のしびれなどが起こって、身動きができなくなる症状です。

過呼吸と動悸やしびれの関係


過呼吸が動悸やしびれなどを引き起こす理由について、『Wikipedia』の「過換気症候群」の項目では、以下のように説明されています。
呼吸を必要以上に行うと、呼気からの二酸化炭素の排出が必要量を超え血中の二酸化炭素濃度が減少して血液がアルカリ性に傾く。この状態は息苦しさを覚えることがあり、神経系や意識が酸欠状態として誤認した結果、さらに激しい呼吸を行ってしまい、より症状が強くなるという悪循環から引き起こされる。

実はパニック発作の症状それ自体は、死を招くようなものではありません。しかし、強い息苦しさや動悸のため、「心臓麻痺? 死んじゃう!」というような恐怖感や、どうしていいのか分からない焦りに襲われます。そのために、ますます過呼吸を引き起こして、息苦しさが悪化してしまい、身動きが取れなくなったり、倒れてしまったりするのです。

予期不安


いったんパニック発作を経験すると、今度は「いつまたパニックが起きるんだろう」ということが不安になり(予期不安)、それによって過呼吸になって、次のパニックの引き金になることもあります。

そうなってくると、ただでさえ外出するのにエネルギーが必要なうつ病の患者さんは、ますます家に引きこもってしまうということになるでしょう。

誰かがパニック発作を起こしたら


過呼吸の解消


もしも誰かがパニック発作を起こした場合には、第一の対処法は、過呼吸状態を解消してあげることです。

  • 紙袋などを口に当て、呼気に含まれる二酸化炭素を再び吸い込むようにします。それにより、血中の二酸化炭素濃度を高くし、しびれや動悸などを改善します。

  • うつぶせに寝てもらい、胸部・腹部を圧迫することで、過呼吸を押さえる方法も有効です。屋外の場合には、膝を抱えるようにしゃがんでもらって、胸部や腹部を圧迫します。



不安感の解消


次に大切なことは、不安感の解消です。

  • 発作を起こした人の背中をなでたり、手を握ったりしながら、「大丈夫。大丈夫だよ」と、安心できるような語りかけをします。

  • 「ゆっくり大きく呼吸していると、すぐに楽になるからね」と安心させ、一緒にゆったりとした呼吸をしてあげるといいでしょう。それにより、過呼吸の状態も改善します。



通院を勧めるチャンス


パニック発作は、患者さんにとってはとてもつらい症状です。しかし、通院していない患者さんが通院を決意するきっかけにもなります。

「病院に行かないと、また発作が起きるよ」と脅すことは避けるべきです(ますます不安にさせ、発作の引き金になりますから)。しかし、上手に活用できるといいですね。



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