2012年12月

ここでは、2012年12月 に関する情報を紹介しています。
ご主人がうつ病だという方からメールをいただきました。

ご主人とこの方は海外で生活しておられ、春に一時帰国したときにうつ病と診断されました。

メールを読ませていただいた感想では、いわゆる典型的なうつ病(メランコリー型と言います)というより、非定型うつ病(あるいは新型うつ病)の傾向が見られます。非定型うつ病については、またいつか書いてみたいと思いますが、メランコリー型が自罰傾向が強いのに対して、非定型は他罰傾向が強くなります。

また、メランコリー型は終始一貫動けないのに対して、非定型は趣味など楽しいことをするときには体が動いたりします(そのため、単なるサボりやわがままじゃないかと思われたり……)。

そういうわけで、この方もご主人の八つ当たりを受けて、ずいぶんつらい思いをしてこられました。そして、海外で生活しているということで、言葉の問題から、自分の気持ちの微妙なニュアンスが伝えられないからと言って、精神科への受診もいやがります。

そこで、無料冊子にも書かれている、「受容的・共感的な聴き方」を実践していただきました。以下が実践後の感想です。

鬱気味なのは分かっていながら、いつも私を責めたり家族に投げやりな態度で接する夫が腹ただしく、すぐ口論になっていました。

常に不満やネガティブなことばかり言う夫に、どう対応すればよいのか分からりませんでした。

私はいつも我慢する立場で辛かったけど、共感するのだと自分に言い聞かせ、マニュアルの対応を実践すると、口論がなくなり、夫の態度が丸くなりました。今までの自分の対応にも随分問題があったのだと反省。

その後、仕事環境も好転し、かなり症状が良くなったと思います。

ネガティブな発言は相変わらずなので、マニュアル通りに答えると、とりあえず、納得するのか、嬉しそうに見えます。


このように患者さんとの関係が良くなっていくと、今度はだんだんとこちらの話も聞いてもらえるようになっていきます。

今は難しくても、いずれは「言葉は上手く通じないかも知れないけれど、薬をもらうためだけにも通院してみない?」と提案することができるようになるでしょう。

受容的・共感的な聴き方には、ものすごい力がありますね。