2014年03月

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私が小学1年生の時の、国語の教科書の中に、忘れられない話があります。

それはこんな話です。

小さい白いにわとりが、みんなに向かって言いました。
「この麦、誰がまきますか。」
豚は「いやだ。」と言いました。
猫も「いやだ。」と言いました。
犬も「いやだ。」と言いました。
小さい白いにわとりは、ひとりで麦をまきました。

小さい白いにわとりが、みんなに向かって言いました。
「この麦、誰が刈りますか。」
豚は「いやだ。」と言いました。
猫も「いやだ。」と言いました。
犬も「いやだ。」と言いました。
小さい白いにわとりは、ひとりで麦を刈りました。

小さい白いにわとりが、みんなに向かって言いました。
「誰が、粉にひきますか。」
豚は「いやだ。」と言いました。
猫も「いやだ。」と言いました。
犬も「いやだ。」と言いました。
小さい白いにわとりは、ひとりで粉にひきました。

小さい白いにわとりが、みんなに向かって言いました。
「誰が、パンに焼きますか。」
豚は「いやだ。」と言いました。
猫も「いやだ。」と言いました。
犬も「いやだ。」と言いました。
小さい白いにわとりは、ひとりでパンに焼きました。

小さい白いにわとりが、みんなに向かって言いました。
「このパン、誰が食べますか。」
豚は「食べる。」と言いました。
猫も「食べる。」と言いました。
犬も「食べる。」と言いました。


ここで先生が質問。「さて、この後、にわとりさんはどうしたと思いますか?」

クラスでディスカッションをしました。

「豚さんたち3人はずるい」というのは、みんな共通の感想でした。でも、にわとりさんがどうしたのかについては、クラスが真っ二つに割れました。

「食べさせなかった」という派。
「食べさせた」という派。

そして、当時の私は、誰が何と言おうと「食べさせなかった」派でした。それまで手伝いもしないで、良い結果だけ味わおうなんて、不届き千万。働かざる者食うべからず!

しかし、先生は結局「答え」は言いませんでした。だからこそ、未だにこの話が心に残っています。

今でも


「いったい、にわとりさんはどうしたんだろう」と、今でも時々考えることがあります。

そして、もしかしたら「食べさせた」のかもしれないと思うようになりました。

でも、やっぱり「食べさせなかった」のかもしれない。

その時々の気持ちで、私の答えもくるくる変わります。

にわとりさんは……私の心を映す鏡なのかもしれません。

患者さんは心を移す鏡


そして、うつ病の患者さんも、私たちの心を映す鏡です。

患者さんを見ていると、いろんな感情が引き出されますね。

そして、嫌でも自分自身の心と向き合わされます。

でも、それが自分自身の成長とか解放とかにつながるし、それに応じて患者さんへの接し方も変わってきます。少なくとも、私はこれまでそうでした。


小さい白いにわとりは、さてその後、いったい何をしたのでしょう。

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