大切メッセージ

ここでは、大切メッセージ に関する情報を紹介しています。

患者さんが聞きたいメッセージ


「あなたは、私にとって大切な存在です」。

このメッセージは、うつ病の患者さんが一番あなたから聞きたいと思っているものです。

うつ病の患者さんは、自分という「存在」の価値に自信を持っていません。

「私は、ここにいていいんだろうか?」
「私に、生きている価値なんかあるんだろうか?」
「もしかしたら、存在する価値なんかないんじゃないか?」

もちろん、100%「自分はいてはいけない存在だ」と確信している人はいません。もしそう信じていたら、その人は生きてはいませんから。

だから、今生きているということは、心のどこかで、

「私は、ここにいていいはずだ」
「私は、ここにいていいだけの価値があるはずだ」
「自分の存在は、ここにいる人に喜ばれているはずだ」

と思っているということです。たとえ、うつ病の人であっても、です。

しかし、うつ病の人は、この確信がかなり弱くなっています。そして、「本当は、自分には存在する価値なんかないのでは?」という
疑問が、病気でない人よりも強く心の中にあります。

うつ病が治っていくということ


うつ病は脳神経の病気ですから、うつ病が治っていくということは、その不調が整えられていくということです(抗うつ剤などの薬は、その不調を整えるために用いられます)。

しかし、心の側面に目を向けるなら、うつ病が治っていくということは、自分の存在価値をだんだんと信じられるようになるということです。

「私は、ここにいていい」
「私は、ここにいていいだけの価値がある」
「自分の存在は、ここにいる人に喜ばれている」

と、強く信じられるようになるということですね。

どうしたら存在価値を信じられるようになる


では、こういう確信はどのようにしたら手に入れることができるのでしょうか。それは、他の人から

「あなたは大切」
「あなたがここにいてくれることが、私には嬉しい」

というふうに扱われることです。

医師は、薬などを使って、「脳神経の病気」としてのうつ病を治療してくれます。

カウンセラーは、精神療法などを使って、ついつい無理をしすぎたり、人に気を遣いすぎたりして、心が疲れてしまう生き方の癖を修正する手伝いをしてくれます。

でも、「あなたが大切」というメッセージを伝えるのは、医者やカウンセラーよりも、家族や恋人や友人であるあなたの方がずっと上手にできることです。

「仕事ができるから」とか、「若くてきれいだから」とか、「こういう能力があるから」とかいう条件付きではなく、

「とにかくあなたのことが大切なんだ」
「とにかくあなたがいてくれることが嬉しいんだ」

そういうメッセージは、患者さんも、あなたから一番聞きたいと思っているのです。

このブログや無料冊子でお伝えしているようなさまざまなテクニックは、結局のところ、「私にとって、あなたは無条件で大切な存在だよ」というメッセージを伝えるための方法です。

うつ病だからこそ


うつ病になると、「自分が大切な存在だと思える証拠」をどんどん失っていきます。

仕事ができなくなります。容姿に気を使えなくなります。家族を喜ばせるどころか、心配掛けっぱなしになります。それどころか、重症になれば、立ち上がることすらままならなくなり、一日中寝てばかりになります。

だからこそ、家族からの「どんな状態でも、あなたがいてくれることが嬉しい」というメッセージが必要なのです。

Aさんが回復したきっかけ


Aさんは、重度のうつ病で、自殺をはかりました。幸い、未遂に終わりましたが、その時奥さんにこう言われました。

「仕事に行けなくてもいい、一生寝たきりでもいい、あなたがこうして生きていてくれることが、私は嬉しい!」

今はすっかり回復しておられるAさんですが、そのきっかけは奥さんのこの一言だったとおっしゃいました。

毎日1回でいいので


ただ、うつ病の人は頑固なので、なかなか「あなたが大切」というメッセージを信じてくれません。でも、それは順調なことです。

ですから、あきらめないで、毎日1回でもいいので、

「そのままのあなたがすばらしい」
「そのままのあなたが大好き」
「あなたがいてくれることが嬉しい」
「あなたがいなくなったらって思ったら、悲しくなる」

など、いろんな言い方で、いかに患者さんがあなたにとって大切かを語ってあげてください。


コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する

 スパムコメント対策で、URLを記入禁止にしました。
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する