絶対に優しくなんかしてやんない!

ここでは、 絶対に優しくなんかしてやんない! に関する情報を紹介しています。
こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

世の中、GWってことになっているようですね。
どんなお休みを過ごしていらっしゃいますか?





目次


1.できないの? やりたくないの?

2.そんなのずるい!





1.できないの? やりたくないの?


前回、朝、なかなか起きてこないお嬢さんに対して、
ぎゅーっと抱きしめて、頭をなでながら、
「お母さんは、○○ちゃんが大好き」と何度も言う

……という方法を採って、効果があったという方の話を
しましたね?


  ※今回から読み始めた方は、前回の記事、
    「ぎゅ〜って抱きしめて」をご覧ください。



こういう「あなたは大切だよ」というメッセージが伝わるような
刺激(言葉かけや態度)のことを、心理学では
プラスのストローク」と言います。


ところが、この「プラスのストローク作戦」、、
すんなり実行に移されたわけではないのです。

「プラスのストローク作戦」を私とそのお母さんと立てた翌週、
「作戦はどうですか?」と尋ねると
「どうもできないんです」という答え。

意地悪カウンセラー(笑)の私は、こうお尋ねしました。
「やれないんですか? それともやりたくないんですか?」


怪訝そうな顔をしているので、
こんな実験をやっていただきました
(私は、実験大好きカウンセラーでもあります)。


「私は○○(娘の名前)に、
 毎日必ず優しい言葉をかけて抱きしめます」。

これを10回言ってもらったのです。

そして、「どうですか?」と尋ねると
「なんか、嘘っぽい」という答え。


次に、
「私は○○に、誰が何と言おうと、絶対に
 優しい言葉なんかかけないし、抱きしめてもやらない!」

これも10回言ってもらいました
(躊躇してましたが「実験なので」とお願いして)。


実際にやってもらうと、「ぴったり来る」という答え。

そうなんです。一方では、「娘に優しくしなきゃ。
スキンシップをしてあげなきゃ」と思っていて、
それは嘘ではないのですが、

その一方で、どこかに「絶対に優しくしてやらない」と
いう思いがあるってことですね。


そこで、その「優しくしてやらない」と思っている
もう一人の自分について、
そのお母さんと話し合うことにしました。



─────────────────────────────
2.そんなのずるい!
─────────────────────────────

このお母さん(Aさんということにしましょう)は、
心の中のもう一人の自分に語りかけました。

「大切な娘なのに、どうして優しくしたくないの?」


すると、フッと心の中から言葉が浮かんできました。

だって、私は優しくなんかされたことがないのに、
 娘ばっかり、ずるい!」




この心の声を聞いたとき、今まで意識していなかった記憶が、
ぶわーっとわき上がってきました。


Aさんは、小さいときにお父さんを亡くしました。

そして、お母さんはAさんを連れて実家に戻り、
Aさんを父親(Aさんにとっては祖父)に預けて、
働きに出たのです。

お母さんは、夜遅くまで仕事をしていましたから、
Aさんは寂しい思いをしたんでしょうね。


そして、おじいさんは、非常に頑固で短気な人でした。

ちょっとでも機嫌を損ねるようなことをすると、
大声で怒鳴り散らし、二言目には、
「俺の言うことが聞けないなら、もう育ててやらない。
 出て行け!」と脅すのです。



つまり、Aさんは、子どもの頃、
プラスのストロークをほとんどもらわないできたのです。


心の中の小さな自分が、
「私は寂しかった。私は怖かった。
 なのに、娘ばっかり優しくされるなんて、ずるい!」と
叫んでいたのです。

そして、娘に優しくしようとするAさんに、
無意識のブレーキをかけていた
のです。



さて、心の中の、傷ついたままいやされていない
小さな自分に気づいたAさんは……。


長くなったので、続きは次回。
お楽しみに!



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コメント
この記事へのコメント
私にもそういう感覚があります。
3人兄弟の一番上で、しかも弟達と歳がかなり離れているので、あまり母に甘えた記憶がないのです。

なので、甘えん坊の娘を見ると時々、私がこの歳にはもっと独りで色々していたのに…と感じます。
2008/05/02(金) 19:29 | URL | 及川宏子 #-[ 編集]
お嬢さんだけでなく
及川宏子さん。

きっと、宏子さんは甘えたかったんでしょうね。だから、甘えているお嬢さんを見ると、感情が引き出されちゃう……「ずるい!」って。

もう一人の自分と出会えるといいですね。そして、お嬢さんにしているように、優しくしてあげられるといいですね(^^)

笑顔同封 たいぢ
2008/05/02(金) 21:20 | URL | 増田泰司 #tZDc9YLU[ 編集]
にゃるほろ
私は一人っ子です。
かなり過剰な親の愛を一身に受けて大切に育てられました。かなりいい歳となった今でも相変わらず世話を焼かれています。有難くもありうっとうしくもあり、と色々ありますが(苦笑)
『親離れしないといけない』とは言われてるんですがねぇ(汗)適度な距離を保つのが難しいですねぇ。
2008/05/03(土) 17:25 | URL | ひめだるま #-[ 編集]
ちょうどいいのがちょうどいい
放置もダメージだし、過干渉もダメージ。ちょうどいいのがちょうどいいんでしょうね。

でも、放置や過干渉をされても平気だった子もいるし、だから単純に「親が悪い」ってことはないわけですが……。

大切なことは、犯人捜しではなくて、傷ついている無意識の自分に気づいてあげて、対処すること、ですね。

笑顔同封 たいぢ
2008/05/03(土) 18:25 | URL | 増田泰司 #tZDc9YLU[ 編集]
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