ほんとは怒りたくなかったのに…

ここでは、 ほんとは怒りたくなかったのに… に関する情報を紹介しています。
こんにちは。カウンセラーの増田泰司です。

昨日は、関東でも雪だったようですね。
東京あたりでは、1、2センチ積もっただけで、
交通が大混乱。

皆さまお住まいの地域はどうでしたか?


私も、産地は愛媛、大学以降は東京でした。
なので、9年前に福島に引っ越してきたときは、
スタッドレスタイヤ(冬用タイヤ)の存在にびっくり。

だけど、冬用タイヤのおかげで、
数センチ程度の積雪では、みんな普段通りのスピードで、
車を走らせます。


うつ病の患者さんへの対応も、
きちんとしたタイヤ(つまり、知識やスキル)を身につければ、
余裕を持って行なうことができますね。




目次


1.自分が感じる怒り

2.聴き方の3つの基本 その1



     感想や質問は、左のフォームからお送りください。

     気になるお友だちにもご紹介ください。


1.自分が感じる怒り


前回のメルマガで、
患者さんからぶつけられる怒りについてお話ししましたね。


でも、怒りを感じるのは、患者さんだけではありません。

周りにいる人、家族や友だちであるあなたも、
患者さんに対して怒りを感じ、
それをぶつけてしまうことがあるかも知れません。


たとえば、

  「ローンもあるし、子どもの教育費も払わなきゃならいし、
   いつになったら働きに出られるの?」

  「甘えてるだけなんじゃないの?」

  「どうして、いつもそんなふうに否定的なことしか考えられないの?」

  「一生懸命仕事をして帰ってきて、その上、
   こんなふうに散らかった部屋を眺める俺の気持ちが分かるか?」

  「いっつも『死ぬ、死ぬ』って、そんなに死にたきゃ、
   勝手にすれば? 本気に死ぬ勇気もない癖に!」

  「もういいかげんにして! いつも、『俺がつらい』って話ばっかり。
   ちょっとは、私の話も聞いてよ!」



前回申し上げたのは、「怒りはリクエスト」だということでしたね。

今回申し上げたいのは、「怒りは悲しみの裏返し」ってことです。


怒っている人は、欲求不満を感じて悲しんでいるのです。

そして、悲しみや欲求不満をを与えた相手に対して、
復讐したくなります。

それが怒りなのです。



たとえば、

「ローンもあるし、子どもの教育費も払わなきゃならいし、
 いつになったら働きに出られるの?」
と、うつ病の夫を責めている妻は……、

一家の大黒柱が働けなくなったため、経済的な不安を感じ、
つらい思いをしているのです。

そして、つらい思いを感じるきっかけになった夫に
復讐したくなったのです。

だから、上述のようなきつい言い方をして責めるのです。



いくら励ましても、患者さんが相変わらずつらそうな顔を
していたらどうでしょうか。
  ※重度のうつ病の患者さんは、たいていそうです。

すると、何だか自分が、役に立たない家族(友人)だと
言われているような気がします。

こういう思いは、自分のプライドを激しく傷つけます。

「自分は、愛情の足りない、ダメ人間だ」と、
誰もそんなことを言ってないのに、
まるでそう言われているかのように感じてしまいます。

そして、悲しくなってしまいます。

つらくなってしまいます。


そうして、そういう悲しみやつらさを味わわせた患者さんに、
激しい復讐心がわき起こってきます。これが怒りです。

そして、怒りをぶつけながら言うのです。

  「あなたのためを思っていろいろがんばっているのに、
   どうして分かってくれないの?」



うつ病の患者さんは、家族や友だちから怒りをぶつけられれば、
ますます精神的に追い詰められて、病状が悪化していきます。

今申し上げたような「悲しみ」は、
家族や友人であるあなたにとってはもちろん、
患者さんにとっても大問題なのです。



次回は、経済的な不安解消のために、
いくつかの情報をお伝えしますね。



2.聴き方の3つの基本 その1


知り合いに、耳鼻咽喉科のお医者さんがいます。

この方は、私たちのカウンセリング・スクールの生徒さんです。


この方は最近、診察の仕方を変えたとおっしゃいました。

以前は、患者さんの話を聞くとき、患者さんの方を見ないで、
机の上のカルテに情報を書き込みながら聞いていたそうです。


しかし、最近は、カルテは看護婦さんに書いてもらい
(パソコン内の電子カルテに入力してもらうそうです)、
ご自身は、患者さんの方を向いて話をしています。


患者さんの評判はすこぶる良く、なかなかの盛況ぶりとか。



相手を見ながら話を聴く。

これは、話をする人にとって、大きな安心感を与えます。


逆に、何かをしながら話を聴くとか、
新聞紙越しに話を聴くとかすると、
こちらはちゃんと聴いていたとしても、
相手は「ちゃんと聴いてもらってない」と感じてしまいがち。


患者さんが何かを話しかけてきたときには、
しっかりと相手をに視線を送りながら話に耳を傾けましょう。

コメント
この記事へのコメント
こんにちわ
船橋のドラえもん@マイミク募集中です


なるほど
最近の
お母さん達の様子と
似ています


勉強になりました
心を込めて
有難う御座いました
2008/02/08(金) 13:13 | URL | 船橋のドラえもん@マイミク募集中 #aIcUnOeo[ 編集]
船橋のドラえもんさん。

こういうのを知っているだけでも、少しは落ち着いて対応できるかも、ですね。

笑顔同封 増田泰司
2008/02/08(金) 15:36 | URL | 増田泰司 #tZDc9YLU[ 編集]
はじめまして。
思春期の娘を持つ母です。

先生の文章を読ませて頂いて、すごく救われた気持ちになりました。

ミクシィの日記にも紹介しました。
了解なしで、申し訳ありません。
2008/02/11(月) 08:24 | URL | 及川宏子 #17m1i7/A[ 編集]
及川さん。

mixiからいらっしゃったのですね。
ご紹介もありがとうございます(^^)
今後ともよろしくお願いします。

笑顔同封 増田泰司
2008/02/11(月) 08:55 | URL | 増田泰司 #tZDc9YLU[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する