「うつ病は心の病気だ」以外の見方

ここでは、「うつ病は心の病気だ」以外の見方 に関する情報を紹介しています。
8月に入って梅雨明けした福島も、ようやく暑い日が続くようになり、これで冷害の危機を脱したでしょうか。ただ、この暑さで体調を崩す方も多く、うつ病で水分補給をする意欲をなくした患者さんが、熱中症にかからなければいいがと心配しています。

感想をいただきました


さて、奥さまがうつ病の、H・Mさんという方から、拙著「うつ病の家族への対応マニュアル」の感想をいただきました。

まずは、奥さまの様子について。

妻は夜中は起きていて、朝方布団に入り昼過ぎまで寝ていました。気力や情緒にムラがありますので家事もままならず、言うこともチグハグで理解力も低下しています。出てくる話は愚痴と不満ばかりで口論になることもしばしばです。日ごとに子どものように戻っていく妻を見るのは本当に辛く悲しいものでした。

こうして先が見えない焦燥感と、もっと状態が悪くなっていくのかという絶望感が心を占めていきました。


次に、マニュアルを読み、実践しての感想です。

マニュアルに助けられたことは、まず第一に妻のうつに向き合う私自身の心のケアでした。ささくれだっていた心に真水が染み込んでいくように癒されました。

それからうつのメカニズムを理解できたことです。心の病気じゃないんだな…と知った時は正直安堵しました。

マニュアルの導きで、妻の話すことや家事の不始末の一切をあるがままに受け止めて手伝うように努めました。ただしNGの場合はNGだというように留意しました。これはメールからのアドバイスでした。

そしてもう一つ、うつの妻に対する私の怒りの本当の原因は悲しみからくるものだと知ったことです。物事の本質や原因を考えるときの重要なポイントになりました。

最初に戻りますが、私の苦しい心を理解して受け止めてくれる人がいる…嬉しくて涙が出ました。心が癒されゆとりが芽生えました。実はこれがスタートでした。

まだ学習中ですが、マニュアルと増田先生に出会えたことに心から感謝しております。ありがとうございます。

うつ病は心の病気ではないの?


「うつ病は心の病気ではない」というところは、もう少し説明しないといけませんね。もちろん、見方によっては、うつ病は心の病気です。しかし、「脳神経の病気」という見方もできます。

これについてはこちらの記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

脳神経の病気ですから、患者さんの心の弱さが原因ではないし、だから単に励ませばいいとか、気の持ちようでどうにでもなるというものではない、ということを知っていただくだけでも、患者さんにとっては大変助かります。

ただ、薬を飲んでいれば治るというものでもありませんから、ここはバランスの取れた考え方が必要です。拙著には、「脳神経の病気としてのうつ病」という見方の他、「心の疲労骨折としてのうつ病」「考え方のゆがみとしてのうつ病」など、様々な見方と、それに応じた対応法を解説しています。


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